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マーベル・テクノロジー株が急伸、AIインフラ関連への物色買いが波及

Summary
半導体大手マーベル・テクノロジーの株価が時間外取引で5%超上昇。個別材料ではなく、AIデータセンターの通信インフラを担う光通信関連セクター全体への買いが広がったことが背景にある。
半導体大手のマーベル・テクノロジー(MRVL)の株価が21日の時間外取引で5.6%上昇し、205.80ドルに達した。同社固有の発表があったわけではなく、AI(人工知能)データセンターのインフラを支える光通信およびAI半導体関連銘柄への買いがセクター全体に広がったことが背景にある。
AIインフラ関連への物色広がる
この日の上昇は、AIデータセンターを巡る投資家の関心の変化を反映している。市場の注目は、従来のコンピューティング能力そのものから、大規模なデータ転送に不可欠な光インターコネクトやネットワークインフラへと移行しつつある。マーベルは、カスタムAIシリコン(ASIC)や次世代の800G/1.6T光ソリューションにおける技術力から、このテーマの中心銘柄と見なされている。
この動きはセクター全体に及んでおり、同業他社も軒並み上昇した。Investing.comによると、AXTが6%超、アステラ・ラボ(Astera Labs)やクリード・テクノロジー(Credo Technology)なども5%超の上昇を見せており、幅広い銘柄に買いが波及したことがわかる。
好調な業績と強気な見通し
Ad株価上昇を支えているのは、同社の堅調なファンダメンタルズだ。マーベルが発表した2027年度第1四半期の売上高は、過去最高となる24億1800万ドル(前年同期比28%増)を記録した。特にデータセンター向け売上高が全体の76%を占め、AI関連需要の力強さを示している。
さらに、同社は2027年度第2四半期の売上高について、前年同期比で約35%の成長を示唆する27億ドルとの強気な見通しを提示している。アナリストの評価も高く、キーバンクは7月14日付で目標株価を385ドルから400ドルに引き上げ、「買い」のレーティングを維持している。
市場への影響
今回の株価上昇は、光通信・AIインフラ銘柄へのセクターローテーション、記録的な収益と強気なガイダンスに裏付けられたファンダメンタルズ、そしてナスダック総合指数が1.2%上昇するなど良好な市場環境という複数の要因が重なった結果といえる。これにより、マーベルはAI半導体分野、特にカスタムシリコンと光インターコネクトの領域で、引き続き市場から最も注目される銘柄の一つとしての地位を固めている。