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リントリス株が急騰、ウォール街の強気なカバレッジ開始が相次ぐ

防衛技術を手がけるリントリス(Lyntris Inc.)の株価が14日の米国株式市場で急騰し、日中の取引で一時5.6%高の13.45ドルを付けた。複数の大手証券会社が同日一斉に同社のカバレッジを開始し、いずれも強気な投資判断を示したことが買い材料となった。
ウォール街が一斉に強気評価
Investing.comの報道によると、BofAセキュリティーズやレイモンド・ジェームズなど、少なくとも5つの大手証券会社が14日にリントリスのカバレッジを開始した。各社は投資判断を「買い」または「アウトパフォーム」とし、目標株価を18ドルから21ドルの範囲で設定した。これは、現在の株価から34%から56%の上昇余地があることを示唆している。
- BofAセキュリティーズは最も強気な21ドルの目標株価を提示。同業の防衛エレクトロニクス企業並みである2027年予想EV/EBITDA倍率の19倍を基準に評価し、米国および同盟国における防衛投資の加速から恩恵を受ける好位置につけていると分析した。
- レイモンド・ジェームズは目標株価を18ドルに設定。同社を、コネクテッドセンサーや高靭性通信といった「次世代の防衛近代化」へのエクスポージャーを提供する稀有な上場企業であると評価した。
- ウィリアム・ブレアも「アウトパフォーム」でカバレッジを開始。リントリスが200以上の米国防総省プログラムに無線周波数サブシステムを供給する主要サプライヤーであり、単一プログラムへの収益依存度が7%未満である点を強みとして挙げた。
IPO後の低迷からの脱却
リントリスの株価は、8月の新規株式公開(IPO)が公開価格を想定レンジ下回るなど苦戦を強いられ、上場後も52週安値(12.21ドル)近辺で低迷していた。市場関係者からは、株価が割安な水準にあり、再評価のきっかけが待たれる状況にあったとみられていた。
Ad今回、複数のアナリストが一斉に強気の見方を示したことが、まさにその「再評価のきっかけ」となった。S&P 500が0.3%安となるなど、主要株価指数が軟調に推移する中で逆行高を演じており、今回の株価上昇が同社固有の材料によるものであることを示している。
市場の注目点
アナリストによる一斉のカバレッジ開始は、これまで市場が織り込んでいなかった同社の長期的な成長性への信頼を裏付ける形となった。今回の急騰後も株価は52週高値(20.50ドル)を依然として下回っており、投資家による見直しが続く可能性がある。
市場の関心は、各証券会社が指摘する防衛費の増加トレンドと、その中で同社が持つ無線周波数技術などの専門性が、今後どのように収益に結びついていくかに集まっている。