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ロンドン銅、史上最高値を更新 供給不安と米関税思惑が背景

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ロンドン金属取引所(LME)の銅先物価格が9月7日夜、供給引き締まりへの懸念と米国の関税導入の思惑から急騰し、史上最高値を更新した。これを受け、8日の香港株式市場では銅関連銘柄が買い優勢で取引を開始した。
LMEの銅先物は一時1トンあたり14,530ドルを突破し、今年1月に記録した過去最高値を上回った。銅価格は年初来で17%、過去12ヶ月では47%の上昇となっている。
供給懸念と関税思惑が価格を押し上げ
今回の価格高騰の背景には、主に2つの要因がある。
第一に、世界最大の銅生産国であるチリにおける供給不安だ。チリ中央銀行が発表したデータによると、同国の8月の銅輸出額は46.2億ドルと、前月比で14%、前年同月比で3.2%それぞれ減少し、1年超ぶりの低水準に落ち込んだ。これは、厳冬期の悪天候や鉱山での生産障害が影響したとみられている。
第二に、米国の関税導入を巡る市場の思惑が強まっていることだ。Investing.comが報じたところによると、市場では米国が精錬銅に対して関税を課す可能性への警戒が続いており、トレーダーは米国内の割高な価格を利用するため、数十万トンの銅を米国へ輸送しているという。
Ad市場の見通し
ANZグループは、銅価格が来年初頭にかけてさらに上昇し、再び最高値を更新する可能性があると指摘している。同行は、その要因として以下の点を挙げた。
- 米国の関税に関連する懸念
- 鉱山供給の継続的な課題
- 世界的な需要の堅調な推移
これらの要因が複合的に作用し、銅の需給は当面タイトな状況が続くと市場関係者はみている。