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クローガー株が急落、通期売上高見通しの下方修正を嫌気

米スーパーマーケット大手クローガーの株価が11日の時間外取引で3.0%下落した。同日発表された2026年度第2四半期決算において、通期の既存店売上高見通しが大幅に下方修正されたことが投資家心理を冷え込ませた。調整後1株当たり利益(EPS)は市場予想を上回ったものの、売上高の減速がそれを打ち消す形となった。
既存店売上高の急減速が明らかに
第2四半期の調整後EPSは1.09ドルと、市場予想の1.06ドルを上回った。しかし、売上高は346億ドルとなり、市場予想の約346億5000万ドルにわずかに届かなかった。
投資家が最も懸念したのは、既存店売上高の伸びの急減速だ。燃料を除いた既存店売上高の伸び率はわずか0.2%にとどまり、前年同期の3.4%から大幅に鈍化した。同社は、インフレ抑制法(Inflation Reduction Act)が138ベーシスポイントのマイナス影響を与えたと説明している。また、調整後のFIFO(先入先出法)ベースの営業利益も前年同期比で減少し、ウォルマートやコストコといった低価格の競合他社に対抗するための値下げが利益率を圧迫している状況が浮き彫りになった。
Ad市場全体の動向とは逆行
この日の株式市場は、S&P 500が0.5%上昇するなど、主要指数が総じて堅調に推移した。その中でクローガー株が下落したことは、今回の株価変動がマクロ経済的な要因ではなく、同社固有の問題に起因することを示唆している。
決算発表前、アナリストの間ではすでに慎重な見方が広がっていた。シティは同社株の目標株価を引き下げ、「ダウンサイド・カタリスト・ウォッチ」に指定。ドイツ銀行も同様に目標株価を下方修正していた。売上高の未達、既存店売上高の急減速、そして通期見通しの下方修正という複合的な悪材料が重なり、株価は52週安値の54.15ドルに迫る勢いとなっている。