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大韓航空、ボーイング機103機を正式発注 総額362億ドル

Summary
大韓航空は、ボーイング社製の航空機103機を総額362億ドル(リスト価格)で正式に発注した。この契約は同社史上最大規模で、アシアナ航空との統合後の機材刷新と路線拡大を目的としている。
大韓航空は、米ボーイング社製の航空機103機を総額362億ドル(リスト価格)で正式に発注したことを明らかにした。ロイター通信が報じたもので、2025年に初めに発表された契約が最終的に確定した形となる。この発注は、大韓航空の歴史上、最大規模となる。
契約の詳細と市場価値
今回の発注には、広胴型の旅客機、貨物機、単通路機が含まれている。具体的な内訳は以下の通り。
- 777-9: 20機
- 787-10: 25機
- 737-10: 50機
- 777-8貨物機: 8機
リスト価格での総額は362億ドルに上るが、航空コンサルティング会社IBAの推計によると、割引適用後の実際の市場価格は約126億ドルとみられている。なお、大韓航空はGEエアロスペースおよびCFMインターナショナルからの予備エンジン21基の購入(86億ドル)と15年間のエンジン整備契約を含む、より広範なパッケージ全体の価値は448億ドルに達すると説明している。
アシアナ統合後の成長戦略
Adこの大規模な投資は、アシアナ航空との統合を見据えた長期的な機材拡大計画の一環である。大韓航空は、新型機への移行を通じて燃費効率を改善し、保有機材の刷新を進める方針だ。発注された機材のうち約80%は、既存の旧型機の更新に充てられるという。
同社の趙源泰(チョ・ウォンテ)最高経営責任者(CEO)は以前、新型機の導入により米国や中南米への路線網を拡大する考えを示していた。今回の契約確定を受け、同CEOは「重要な節目」であると述べ、米韓両国の結びつきを強調した。ボーイング側も、この契約が二国間の通商協議の成果であるとの見解を示している。
市場への示唆
投資家にとって注目すべき点は、発注された機材のうち現在、商用運航の型式証明を取得しているのは787型機のみであることだ。777-9や737-10、777-8貨物機は現在もボーイングが開発・認証手続きを進めている段階にある。この大規模な確定発注は、開発中の最新鋭機に対する航空会社からの強い信頼を示すものであり、ボーイングの受注残高を大きく押し上げる好材料となる。