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アジアのハイテク株が急落、日経平均は5%超安で6月以来の安値

Summary
前日の米国市場における半導体株の急落を受け、17日のアジア市場ではAI関連銘柄を中心に売りが加速。日経平均株価は5%以上下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。
金曜日のアジア株式市場ではハイテク株が軒並み下落し、日経平均株価は5%を超える大幅安で6月11日以来の安値を付けた。前日の米国市場で半導体関連株が急落したことを受け、AI(人工知能)関連のポジションを解消する動きが広がった。
米国発のAI関連株売り
この売りは、前日の米国市場でハイテク株が急反落したことに端を発する。今年の上昇を牽引してきたAI関連銘柄の多くが利益確定売りに押された。インテルやマイクロン・テクノロジーが約6%下落したほか、ウエスタンデジタルやシーゲイト・テクノロジーなどのメモリーメーカーは9%を超える下げを記録した。
この動きは、高PER(株価収益率)のAI関連銘柄から投資家が資金を引き上げる広範なローテーションの一環と見られている。
日経平均はハイテク主導で急落
東京市場では、日経平均株価が5%以上下落し、6月11日以来の安値水準に沈んだ。特に、値がさのハイテク株や電子部品メーカーへの売りが指数を押し下げた。
- メモリーメーカーのキオクシアホールディングス (TYO:285A) は16%超の急落。
- 村田製作所 (TYO:6981) は12%近く下落。
- TDK (TYO:6762) は6%超の値下がりとなった。
一方、ソニーグループ (TYO:6758) は市場の弱い地合いに逆行して上昇した。
Ad中華圏市場にも売りが波及
売りは中華圏にも波及した。中国本土では、中小型ハイテク株を多く含むCSI1000指数が3%以上下落し、3月24日以来の安値を記録。AIチップ設計のカンブリコン・テクノロジーズが6%超、フォックスコン・インダストリアル・インターネットが5%超下落するなど、AIハードウェア関連に売りが広がった。
香港市場でもハンセン指数が2%以上下落。美団(Meituan)や快手科技(Kuaishou)が約6%安となったほか、テンセント、バイドゥ、アリババ、シャオミなども2%から4%の下落となった。
長期的には強気の見方も
こうした短期的な調整にもかかわらず、一部のアナリストはセクターの長期的な見通しについて強気な姿勢を崩していない。ANZ銀行は顧客向けメモで、世界の半導体スーパーサイクルは「まだ終わりの兆しを見せていない」と指摘。
同行は、進行中のAI投資ブームが2026年後半を通じてアジアの成長見通しを下支えするとの見方を示している。