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イラン、湾岸の米軍基地への攻撃を激化 ホルムズ海峡の緊張で原油急騰

イランと米国の間でミサイルやドローンによる攻撃の応酬が激化し、イランは湾岸諸国の米軍関連施設を標的とした。ロイター通信によると、イランは重要な石油輸送路であるホルムズ海峡を再び封鎖したと発表し、地政学的リスクの高まりから原油価格が急騰している。
攻撃の応酬とホルムズ海峡の封鎖
イランの革命防衛隊は13日月曜、バーレーンとクウェートの米軍施設を標的とし、オマーンのレーダーシステムを破壊、ヨルダンのプリンス・ハッサン空軍基地にある燃料タンクや弾薬庫を攻撃したと発表した。これは、米軍による新たな攻撃への報復措置とみられる。
一方、米軍は12日日曜の作戦で、航空機や艦船、ドローンを使用し、イランの防空システム、沿岸レーダー施設、ミサイル・ドローン能力、小型ボートを攻撃したと明らかにした。米中央軍は、この3日間で300以上のイラン軍目標を攻撃したとしている。
イランはホルムズ海峡の通航を再び停止したと宣言したが、米軍はこれを否定し、「イランは海峡を支配していない。航行は続いている」と述べ、オマーン沖の「拡張された」南側ルートが利用可能であるとの見解を改めて示した。
原油市場への影響
Ad中東情勢の緊迫化を受け、エネルギー市場は敏感に反応した。国際的な原油価格の指標であるブレント原油は月曜、4.3%上昇し、1バレルあたり79.31ドルに達した。
ホルムズ海峡は、紛争前には世界の石油および液化天然ガス(LNG)輸送量の5分の1が通過するチョークポイント(要衝)であり、その封鎖は世界のエネルギー供給に深刻な影響を及ぼす。原油価格の高騰は、世界的なインフレ圧力をさらに強める要因となる。
背景と今後の見通し
今回の攻撃激化は、先月締結されたホルムズ海峡の再開を目指す米・イラン間の暫定合意の先行きに、さらなる不透明感をもたらしている。イランの交渉責任者であるモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ氏は12日、X(旧Twitter)への投稿で「一方的な取引の時代は終わった」と述べ、強硬な姿勢を示した。
革命防衛隊は声明で、海峡の正常な航行を回復する唯一の方法は米軍の軍事的介入を終わらせることだと主張し、「介入が続けば、世界の石油・ガス部門でより大きな事件につながる可能性がある」と警告した。市場関係者は、両国間の対立がさらにエスカレートする可能性を警戒している。