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インテル、アイルランドに57億ドル投資 AI向け先端半導体を増産

米半導体大手インテルは13日、アイルランドの製造拠点に50億ユーロ(約57億ドル)の設備投資を行うと発表した。急増するAI(人工知能)や高性能コンピューティング(HPC)向け半導体の世界的な需要に対応するため、欧州における生産能力を拡大する。
投資の概要
今回の投資は、ダブリン近郊のリークスリップにあるインテルの製造キャンパスのアップグレードを目的としている。同社によると、この拠点は欧州で最も先進的な半導体製造施設であり、最先端の「Intel 3」プロセス技術を用いたシリコンウェハーを生産している。
インテルのファウンドリ担当執行副社長であるナガ・チャンドラセカラン氏によると、この投資により、既存の施設能力を最大化し、キャンパス内の他の工場との連携を強化する。また、研究開発の推進や従業員の再訓練も含まれるという。同氏は、この投資の大部分が2027年末までに実施される見込みであり、インテルの2026年における設備投資計画額170億ドルの約30%に相当すると付け加えた。
AI需要への対応と戦略的意義
この投資の背景には、AIサーバー市場の急拡大がある。チャンドラセカラン氏は記者団に対し、「サーバー需要、AI需要がIntel 3ウェハーの必要性を著しく高めている」と述べた。新たに導入される最先端の製造装置は、次世代プロセッサー「Intel Xeon 6」や、Intel 3プロセスで製造される次世代Xeonの供給を支えることになる。
Adこの動きは、インテルがAIチップ市場での競争力を強化し、欧州における半導体サプライチェーンの重要拠点としての地位を固めるための戦略的な一手と見られる。
アイルランド経済への貢献
インテルは1989年以来アイルランドに進出し、これまでに300億ユーロを投資してきた主要な多国籍企業の一つだ。特に2019年から2023年にかけては、今回の投資対象である製造施設の建設に総投資額の半分以上を費やし、同国での生産能力を倍増させた。
現在アイルランドで4,900人を雇用しており、今回の投資でさらに数百人の雇用が創出される見込みだ。アイルランドのミホル・マーティン首相は、インテルの最新の投資について「アイルランドと、その先端製造拠点としての地位に対する力強い信任投票だ」と歓迎の意を示した。