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インテル株が時間外で急落、AI開発の減速提言が半導体セクターを圧迫

米インテル社の株価は月曜日の時間外取引で6.4%急落した。AI開発企業Anthropicのダリオ・アモデイCEOが、AIの能力向上が安全対策の確立を上回るペースで進んでいるとして、フロンティアAI開発の意図的な減速を呼びかける論考を発表したことがきっかけとなり、半導体およびAI関連株に世界的な売りが広がった。
AI開発減速への懸念が直撃
アモデイ氏の提言は、AI業界のリーダーから迅速に支持を得た。OpenAIのサム・アルトマンCEOはAI企業が「フロンティアのペースを調整する」必要があると同意し、イーロン・マスク氏も公にアモデイ氏の立場を支持した。
市場の反応は速やかかつ広範囲に及んだ。投資家は、インテルをはじめとする半導体企業の成長ストーリーが、AIインフラへの巨額投資に大きく依存していることを認識している。そのため、AI開発の減速を示唆する信頼性の高いシグナルは、チップやデータセンター向けプロセッサーなどの需要見通しを直接的に脅かすものと受け止められた。
複合的な下落要因と市場全体への影響
インテルはすでに慎重なアナリスト評価に直面していたことも、下落圧力に拍車をかけた。今月初めにはパイパー・サンドラーが同社の投資判断を「中立」、目標株価を110ドルで開始したほか、業界全体のAI関連設備投資の持続性に対する疑問もくすぶっていた。
Adマクロ経済の不透明感も状況を悪化させた。主要株価指数は、ナスダック総合指数が1.9%、S&P500種指数が0.8%下落し、広範なリスクオフセンチメントを反映。この売りは世界的に広がり、米国市場が開く前にアジアや欧州の半導体関連株も大幅に値を下げた。一方、AIハードウェア需要減速へのエクスポージャーが低いと見なされるエンタープライズ・ソフトウェア株には、投資家の資金が向かい、対照的に上昇した。
投資家心理の急変
9月16日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定も、市場にさらなる不確実性をもたらしている。影響力のあるAI開発の当事者から発せられた安全性への懸念、高水準にあった株価評価、そして中央銀行の金融政策決定を前にした警戒感が重なり、インテルにとって特に厳しい取引環境が生まれた。
株価が前日終値の102.94ドルから96.40ドルへと下落したことは、同社の回復ストーリーの原動力であったAI投資という根本的なテーマが、その投資を牽引する企業自身によって疑問視された際に、いかに早く投資家心理が変化するかを浮き彫りにしている。