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ZARA親会社インディテックス、8月の売上高9%増 欧州の猛暑が追い風

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「ZARA」の親会社であるスペインのインディテックスは、秋商戦の滑り出しが予想を上回り、8月の売上高が為替レート調整後で前年同月比9%増となったことを発表した。欧州の主要市場における記録的な猛暑が、夏物衣料の需要期間を押し上げた形だ。
堅調な業績を維持
同社が発表した第2四半期(5月〜7月)の売上高は110億ユーロ(約128億ドル)に達した。エネルギー価格の高騰や消費者心理の冷え込みといった厳しい事業環境にもかかわらず、力強い業績を示した。
2026年度上半期の主な業績は以下の通り。
- 粗利益: 116億ユーロ(前年同期比8.3%増)
- 粗利益率: 58.7%
オスカー・ガルシア・マセイラスCEOは声明で、「極めて複雑な世界的環境の中で、我々のチームの並外れた能力が示された素晴らしい結果だ」と述べた。
Ad市場環境と拡大戦略
インディテックスの株価は先月、過去最高の59.1ユーロを記録するなど市場の評価は高い。背景には、競合する超格安ファストファッションプラットフォーム「Shein」のIPO申請書類で売上成長の鈍化が明らかになり、競争圧力が緩和されているとの見方がある。
同社は、「ZARA」の価格帯を引き上げる一方で、低価格ブランド「Lefties」を英国やドイツで展開する計画を進めている。これにより、より幅広い価格帯で顧客層を獲得する戦略をとっている。
気候変動への適応
欧州や米国では、夏が長期化・高温化する傾向が強まっており、小売業者は秋・冬物への切り替え時期など、商品調達スケジュールの見直しを迫られている。インディテックスはこうした変化に対応するため、店舗の改装や物流網の改善に多額の投資を行っている。RBCのアナリストの試算によると、同社の年間設備投資額は競合のスウェーデンH&Mの約3倍に上る。