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IBM株が時間外で大幅安、スタバの「ベンダー離れ」方針を嫌気

Summary
IBMの株価が時間外取引で大幅に下落。顧客であるスターバックスが、生成AIを活用してIBMなどの外部ソフトを自社開発に切り替える方針を明らかにしたことが、投資家の懸念を呼んでいる。
米IBMの株価が9日の時間外取引で4.0%の大幅安となっている。大手顧客であるスターバックスが、IBMから購入しているアプリケーションを自社開発のAIツールに置き換える方針を明らかにしたことが、同社の事業モデルに対する懸念を招いた。
スタバの「IBM離れ」が引き金に
今回の株価下落の主な引き金は、スターバックスがAIを活用したソフトウェアツールを自社で開発していると公表したことだ。これにより、現在IBMから購入している保守管理システムを含む、外部ベンダー製のアプリケーションが置き換えられる可能性がある。
スターバックスは年間約4億ドルをソフトウェアに費やしており、今回の内製化は総額20億ドル規模のコスト削減策の一環とされている。この動きは、生成AIの台頭により、企業顧客が従来のソフトウェアやコンサルティングベンダーへの依存度を減らす「中抜き」が進むのではないかという、投資家の広範な不安を増幅させた。これは、IBMの収益性の高い事業モデルにとって直接的な脅威と見なされている。
Ad地政学リスクと決算への警戒感も重荷
IBM株は前日の取引でも、米・イラン間の緊張再燃を背景としたハイテク株売りの流れの中で下落していた。この地政学的なショックにより、ダウ工業株30種平均は1.09%下落し、IBMのような大型ハイテク株が広く売られた。
さらに、IBMが7月22日に第2四半期決算の発表を控えていることも、投資家の慎重姿勢につながっている。アナリストは、1株当たり利益(EPS)を約3.02ドル、売上高を約178.9億ドルと予想している。これら複数の悪材料が重なり、IBM株は52週高値の332.46ドルを大きく下回る水準で推移している。