Story
コカ・コーラ傘下フェアライフへのサイバー攻撃、ハッカー集団が犯行声明

ハッカー集団「アヌビス」は21日(現地時間)、米コカ・コーラ傘下の乳製品会社フェアライフ(fairlife)へのサイバー攻撃について犯行声明を発表しました。同集団は身代金が支払われない場合、盗み出したデータを公開すると脅迫しています。
攻撃の詳細
ロイター通信によると、アヌビスはダークウェブ上の自サイトで犯行を主張し、フェアライフから1テラバイトのデータを窃取したと述べています。コカ・コーラは先週、サイバー攻撃を受け、フェアライフの米国内工場の生産が一時的に停止したことを明らかにしていました。
今回の犯行声明に対し、コカ・コーラおよびハッカー集団は現時点でコメントの要請に応じていません。
ハッカー集団「アヌビス」とは
アヌビスは、標的のネットワークを麻痺させ、身代金を要求するランサムウェア攻撃を行うサイバー犯罪集団の一つです。多くの同様の集団と同様、被害者に支払いを強要する圧力戦術として、盗んだデータの公開をちらつかせる手口を用います。
Adサイバーセキュリティ企業トレンドマイクロが昨年発表した分析によると、アヌビスはファイルを消去するソフトウェアを使用する点で、その手口は特に破壊的であると指摘されています。このため、被害企業はデータ復旧が困難になる可能性があります。
投資家への示唆
この事件は、大手グローバル企業であってもサプライチェーンがサイバー攻撃の脅威に晒されている実態を浮き彫りにしました。生産停止は直接的な収益機会の損失につながるだけでなく、データ漏洩が発生した場合にはブランドイメージの毀損や長期的な信用の低下を招く恐れがあります。
投資家は今後、コカ・コーラが開示する本件の財務的・事業的影響に関する情報や、同社のサイバーセキュリティ対策の強化に向けた取り組みを注視することになるでしょう。企業にとって、サイバーリスク管理はますます重要な経営課題となっています。