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グルーポ・サリナス、傘下コインプロの機関投資家向け暗号資産デスクにインテグラルの技術採用

メキシコの大手コングロマリットであるグルーポ・サリナスは9月3日、傘下の暗号資産プラットフォーム「コインプロ(COINPRO)」が、機関投資家向けデジタル資産トレーディングデスクの技術基盤として、通貨テクノロジープロバイダーのインテグラル社の「インテグラル・デジタル」を採用したことを発表した。この提携により、法人および機関投資家向けの暗号資産と法定通貨間の取引サービスが強化される。
提携の概要
コインプロが新たに設立するトレーディングデスクは、デジタル資産と法定通貨の売買を希望する法人および機関投資家を対象とする。取引所やデジタル資産関連企業など、機関投資家レベルの価格設定、流動性、執行を必要とする事業者へのホールセールモデルでのサービス提供を目的としている。
インテグラル・デジタルの技術は、コインプロに以下の機能を単一の環境で提供する。
- 流動性のアグリゲーション(集約)
- 価格設定の自動化
- 注文およびポジション管理
- リスク管理
- リアルタイム分析
これらの機能の自動化により、コインプロは機関投資家向けの取引をより効率的に執行し、顧客需要の拡大に応じて事業をスケールアップすることが可能になる。
機関投資家向けサービスの強化
Adこの提携は、伝統的な金融機関がデジタル資産市場へ本格的に参入する上で、堅牢な技術インフラがいかに重要であるかを示している。特に、ボラティリティの高い暗号資産市場において、自動化されたリスク管理と効率的な流動性確保は、機関投資家の信頼を得るための必須条件となる。
グルーポ・サリナスのコミッションベース事業担当ゼネラルマネージャー、カルロス・ディアス・アロンソ氏は、「コインプロを通じて、グルーポ・サリナスはデジタル資産に関する専門的な機関投資家向け能力を開発している」と述べた。さらに同氏は、「流動性、価格設定、リスク管理を高度に自動化されたワークフローに統合するインテグラルの技術を選択した。これにより、この市場が要求するスピードと規律をもって法人・機関投資家顧客にサービスを提供するために必要なインフラが手に入る」とコメントした。
背景と各社のコメント
インテグラルのCEOであるハーパル・サンドゥ氏は、「グルーポ・サリナスはラテンアメリカの金融イノベーションにおけるパイオニアであり、我々はその実行をサポートできることを大変嬉しく思う」と語った。同氏は、インテグラル・デジタルが、パートナー企業が市場の複雑性に対応しながらデジタル資産を機関投資家向けサービスにシームレスに統合することを可能にすると強調した。
グルーポ・サリナスは、TVアステカやバンコ・アステカなどを傘下に持つメキシコの複合企業体。一方、インテグラルは1993年に設立され、銀行やブローカーなど数百の金融機関に為替および暗号資産関連の技術を提供している。