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グルパ・ケンティ株が急騰、伊メトラ・グループ買収を好感

Summary
ポーランドのアルミ大手グルパ・ケンティの株価が15日、大幅に上昇した。同社がイタリアのアルミ押出形材メーカー、メトラ・グループを最大4億5000万ユーロで買収すると発表したことが好感された。
ポーランドのアルミ製品大手グルパ・ケンティ(Grupa KĘTY SA)の株価が15日の取引で急騰した。同社が14日、世界的なアルミ押出形材事業を展開するメトラ・グループ(Metra Group)を最大4億5000万ユーロで買収する契約を締結したと発表したことが、市場で好感された。
買収契約の詳細
グルパ・ケンティは2026年9月14日付で、メトラ・グループの持株会社であるFengari Holdings I B.V.の全株式を取得する条件付き契約を締結した。買収額は最大4億5000万ユーロで、メトラ・グループの企業価値(EV)は6億4500万ユーロと評価されている。
メトラ・グループはイタリア、米国、カナダに9つの生産拠点を持ち、約1400人の従業員を擁するグローバル企業。同社の年間アルミ押出能力は約14万5000トンと推定されている。
市場の反応と財務計画
この発表を受け、15日のワルシャワ証券取引所でグルパ・ケンティの株価は一時8.8%上昇し、1,253ポーランド・ズロチに達した。発表前日の14日、同社株は軟調に推移しており、今回の発表が株価の急反発を招いた形だ。
Ad買収資金については、自己資金に加え、ペカオ銀行(Bank Pekao)との間で20億ポーランド・ズロチのタームローン契約を締結した。市場はこの資金調達計画を、同社の堅実な財務実績に裏打ちされた信頼性の高いものと評価した模様だ。
戦略的意義と今後の見通し
今回の買収は、グルパ・ケンティにとって事業の国際的なプレゼンスを大幅に拡大させる戦略的な一手となる。現在の収益基盤であるポーランドおよび欧州連合(EU)域外への事業展開を加速させるものと見られている。
前日の株価の弱さから一転して急騰したことは、市場がこの買収の戦略的価値を織り込み、株価を決定的に再評価したことを示している。この日の上昇により、同社株価は52週レンジ(867~1,362ズロチ)の上限に近づいた。