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グッドウィン株が急落、主力事業売却も将来性への懸念が重荷に

英国のエンジニアリング企業、グッドウィン(Goodwin PLC)の株価は9日、主力事業の大半を米プライベート・エクイティ企業のサーベラス・キャピタル・マネジメント(Cerberus Capital Management)関連会社に売却することで合意したと正式発表したことを受け、6.2%下落した。この取引は、同社の収益の核となる部門を切り離すものであり、将来の収益性に対する懸念が株価の重しとなった。
事業売却の概要
グッドウィンは、機械工学部門の大部分を現金最大約11億ポンドで売却する。売却対象となるのは、Goodwin Steel Castings、Goodwin International、Noreva、Easat Group、およびポンプ部門(Pumps Division)である。
同社の発表によると、これらの事業は2026年4月30日終了の会計年度において、総資産2億600万ポンド、営業利益6900万ポンドを計上していた。これは事実上、グループの収益の原動力を手放すことを意味する。一方、売却後に残る耐火物工学・技術部門(Refractory Engineering and Technological Division)の同期間における営業利益は1000万ポンドにとどまる。
市場の反応と株価の動き
Adこの発表に先立ち、8日にはフィナンシャル・タイムズ紙がサーベラスによる買収が近いと報じたことで、株価はすでに急落していた。9日の取引では、正式発表を受けて取引開始直後に一時16,880ペンスまで上昇する場面も見られた。当初は取引の確実性を好感した買いが入ったものの、市場の関心が売却後の事業規模縮小に移るにつれて、その上げをすべて打ち消し、大幅な下落に転じた。
今後の見通しと投資家のジレンマ
グッドウィン取締役会は、売却で得た資金の大部分を株主に還元する意向を示している。しかし投資家は、多額の現金還元への期待と、企業が根本的に小規模で収益性の低い事業体になるという現実との間で評価に苦慮している。この緊張関係が、株価への下押し圧力となっている。
この取引は規制当局の承認や社内再編などを条件としており、完了は2027年第1四半期を目指している。グッドウィンは、現在の条件で取引が最終的に成立する確実性はないとも述べている。