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ゲームストップ決算、コレクティブル好調と投資利益で予想上回るも、事業の持続性に課題

米ビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)が発表した2027年度第2四半期決算は、投資利益とコレクティブル(収集品)事業の力強い成長に支えられ、1株当たり利益(EPS)が市場予想を上回った。しかし、中核である小売事業の縮小が続く中、現在の収益性が持続可能かどうかが投資家の最大の関心事となっている。
決算概要:投資利益がEPSを押し上げ
同社が発表した第2四半期のEPSは0.27ドルとなり、市場コンセンサス予想の0.19ドルを上回った。売上高は7億9020万ドルだった。
好調な利益の背景には、金融面での要因が大きい。同社は保有するeBay株から約2億3800万ドルの投資利益を計上し、これが約7500万ドルのデジタル資産関連の損失を相殺した。営業利益は前年同期の6640万ドルから1億6020万ドルへと大幅に増加した。
収益構造の転換と課題
決算内容からは、同社の収益構造の変化が鮮明になった。コレクティブル事業の売上は前年同期比で57%増の3億5630万ドルに達し、総売上高に占める割合は45.1%にまで上昇した。この事業が、従来のゲームソフト・ハードウェア販売の不振を補う形となっている。
Ad一方で、利益が本業の業績改善よりも一時的な投資利益に大きく依存している点も浮き彫りになった。投資家は、コレクティブル事業の成長が、中核事業の落ち込みを継続的にカバーできるかを見極めようとしている。
財務改善と今後の注目点
ゲームストップは、約14億ドル相当の転換社債を株式と現金で交換し、負債を削減した。これによりバランスシートは改善したが、5550万株の新株発行による株式の希薄化という代償も伴っている。なお、転換社債の残高は約28億ドルとなっている。
経営陣は2026年度通期の調整後EBITDA見通しを、従来の6億ドル超から6億5000万ドル超へと引き上げており、経営への自信を示した。今後の市場の注目点は以下の通りとなる。
- 年末商戦におけるコレクティブル商品の需要動向
- 保有するeBay株に関する戦略(提携、売却など)の進展
- 残存する転換社債の管理と、株式希薄化が1株利益に与える影響
- 投資損益の変動が今後の業績に与える影響