Story

フランクフルト空港運営のフラポート株が急反発、通期見通し維持を好感

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Jul 13, 20261 min read
フランクフルト空港運営のフラポート株が急反発、通期見通し維持を好感
Text size
Background

フランクフルト空港の運営会社であるドイツのフラポート(Fraport AG)の株価が13日、一時2.6%高の71.15ユーロまで上昇し、前週の大幅下落から急回復した。朝方に発表された2026年6月の輸送実績が強弱入り混じる内容だったにもかかわらず、経営陣が通期の業績見通しを改めて表明したことが好感された。

軟調な旅客数にもかかわらず通期見通しを維持

同社が発表した6月のフランクフルト空港の旅客数は約570万人と、前年同月比で1.7%減少した。これは、イラン情勢の緊迫化による中東方面への旅行需要への影響や、ルフトハンザ航空のストライキによる座席供給量の減少が重しとなった。

一方で、同社が運営する海外空港ネットワークは成長を続けており、グループ全体の2026年上半期の総旅客数は7,770万人に達した。シュテファン・シュルテ最高経営責任者(CEO)は、この海外事業の堅調さを背景に、2026年通期の財務目標を維持する方針を改めて強調した。

売られ過ぎからの反発と交錯するアナリスト評価

Sample IUX Markets – In-articleAd

フラポート株は7月8日に約6%急落しており、今回のデータ発表前には短期的に売られ過ぎの状態にあった。そのため、経営陣による見通し維持の表明が、安心感から買い戻しを誘う「自律反発」のきっかけとなった。

市場の評価は分かれている。バンク・オブ・アメリカは最近、フラポートを欧州のインフラ関連推奨株7銘柄の一つに挙げ、複数年にわたる設備投資計画やインフレに連動した収益構造を評価している。一方で、mwbリサーチは13日、上半期の旅客数の弱さを理由に、目標株価62ユーロで「売り」推奨を再表明。特に新設された第3ターミナルの固定費負担が、通期目標達成のリスクになると指摘した。

今後の展望

13日の株価上昇は、経営陣による安心感の提供、売られ過ぎからの技術的な反発、そして米国株高など良好な外部環境が組み合わさった結果と言える。しかし、フランクフルト空港本体の旅客数の伸び悩みと固定費の増加という根本的な課題を巡る議論は依然として続いており、市場の関心は8月に予定されている第2四半期決算報告へと移っている。

Back to latest news

LATEST