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フォータム株が急騰、Googleのフィンランドへの130億ユーロ規模のデータセンター投資を好感

フィンランドの電力大手フォータムの株価は、ヘルシンキ証券取引所で9.2%高の23.32ユーロまで急騰した。米グーグルがフィンランド国内の複数拠点に総額130億ユーロを投じるAIデータセンター建設計画を発表したことで、同社が国内電力需要の長期的な拡大から大きな恩恵を受けるとの見方が広がった。
Googleの巨額投資が追い風に
グーグルによる今回の投資は、ハミナ、カヤーニ、ムホス、ヴァーラの各拠点にデータセンターを建設するもので、同社にとって欧州における単一の投資コミットメントとしては過去最大規模となる。Investing.comによると、このプロジェクトは建設段階の2027年から2028年だけでも、フィンランド経済に年平均36億ユーロの経済効果をもたらすと試算されている。
フォータムは北欧地域で水力、原子力、風力、太陽光といった低炭素電源による発電・販売を手がけている。グーグルのような「ハイパースケーラー」による大規模インフラ整備は、同社にとって電力価格と販売量の将来を支える構造的な需要の追い風となる。
ノルウェー企業買収も好材料
Ad株価上昇を後押ししたもう一つの要因は、ノルウェーの電力小売事業者Elmera Group ASAに対する任意現金公開買付(TOB)が、規制当局から最終的な承認を得たことだ。1株当たり47ノルウェー・クローネでの買収が完了すれば、北欧におけるリテール事業基盤が強化され、発電事業に加えてより安定した消費者向けキャッシュフローがもたらされることになる。
市場への影響
これらの好材料が重なり、フォータムの株価は一時23.59ユーロまで上昇し、52週高値を更新した。フィンランドの主要株価指数であるOMXヘルシンキ指数が堅調に推移する中、今回のニュースは欧州の他の電力会社とフォータムを明確に差別化する要因となり、投資家の買いを誘った。