Story
フロア&デコールの株価が時間外で急伸、好決算と通期見通し引き上げを好感

Summary
床材専門小売のフロア&デコールが発表した第2四半期決算は、売上高と利益が共に市場予想を上回った。既存店売上高の改善傾向と通期業績見通しの上方修正を受け、同社株は時間外取引で大幅に上昇した。
米国の床材専門小売大手フロア&デコール(FND)が発表した2026年第2四半期決算が市場予想を上回ったことを受け、同社の株価は時間外取引で5.5%急伸し、58.34ドルに達した。売上高と利益の双方での予想超えに加え、通期業績見通しを引き上げたことが投資家心理を押し上げた。
第2四半期決算、市場予想を上回る
同社が発表した第2四半期決算の詳細は以下の通り。
- 調整後1株当たり利益(EPS): 0.58ドル。アナリスト予想の0.56ドルを0.02ドル上回った。
- 純売上高: 12.5億ドル。市場予想の12.3億ドルを上回り、前年同期比で約3.0%の増加となった。
決算内容の中でも特に注目されたのは、既存店売上高の動向だった。第2四半期全体では2.1%の減少となったものの、4月の5.1%減から6月にはほぼ横ばいまで急激に改善した。これは、需要環境が安定しつつある可能性を示唆している。
通期見通しの上方修正が追い風に
Adフロア&デコールは、2026年度通期の業績見通しを上方修正した。新たな見通しでは、売上高を47.7億ドルから49.9億ドル、EPSを1.88ドルから2.13ドルの範囲と予測している。これは、EPSが0.37ドルにとどまった第1四半期後の従来見通しからの改善であり、アナリストのコンセンサスレンジの上限に沿うものとなった。
市場の評価と背景
今回の決算発表は、高金利や個人消費の低迷といった逆風に直面していた同社株にとって、重要な転機となる可能性がある。株価は52週高値の92.41ドルを大幅に下回る水準で推移していたが、予想を上回る決算、既存店売上高の改善、そして強気なガイダンスが組み合わさったことで、投資家による再評価の動きが活発化した。
アナリストの間でも、決算発表前からセンチメント改善の兆しは見られていた。シティは7月中旬に目標株価を52ドルから59ドルに引き上げ、パイパー・サンドラーもその翌週に「買い」のレーティングを再確認していた。今回の決算結果は、同社が市場の懸念以上に厳しい事業環境をうまく乗り切っていることを示唆している。