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フィールマン株が急落、業績見通しの下方修正と配当落ちが重荷

ドイツの眼鏡・コンタクトレンズ大手フィールマン(Fielmann AG)の株価が10日、大幅に下落した。同日発表した2026年上半期の暫定決算内容と通期業績見通しの実質的な下方修正が投資家の失望を誘い、配当落ちの権利確定日が重なったことも売り圧力となった。
業績見通しの下方修正が失望を誘う
同社が発表した2026年上半期の暫定売上高は、前年同期比2%増の12億5000万ユーロと、小幅な伸びにとどまった。国内市場であるドイツでの個人消費の低迷が続いたことが響いた一方、海外市場は第2四半期に6%の成長を記録し、勢いの加速が見られた。
しかし、会社側は2026年通期の業績見通しについて、売上高25億5000万〜26億ユーロ(5〜7%増)という従来レンジの「下限」を目標とすることを示唆した。この慎重な見通しは、より力強い回復を期待していた投資家心理を冷え込ませる要因となった。
配当落ちとテクニカル要因が下落を加速
10日は、7月9日の年次株主総会で承認された1株当たり1.40ユーロの年間配当金の権利落ち日にあたり、これが株価に対する機械的な押し下げ要因として作用した。
Adテクニカル面では、株価は今週初めにすでに100日および20日移動平均線を下抜けており、短期・中期・長期のいずれにおいても下降トレンドに入っていた。このチャート形状の悪化が売りを増幅させ、株価は52週安値(39.85ユーロ)に迫る水準まで下落した。
市場の反応とアナリストの見方
これらの複合的な要因を受け、10日のフィールマン株は一時3.8%安の40.60ユーロで取引された。今回の下落は、米株市場が上昇する中で発生しており、マクロ経済要因ではなく同社固有の問題が背景にあることを示している。
アナリストの反応として、バーダー銀行は暫定決算発表後も投資判断を「追加(Add)」、目標株価を50ユーロで維持した。海外事業の勢いを評価する一方、短期的な見通しが幾分悪化したと指摘している。ガイダンスの修正、配当落ち、テクニカルな支持線の崩壊が重なったことで、ドイツの消費者心理の回復ペースに対する投資家の懸念が浮き彫りとなった形だ。