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欧州株、中東情勢緊迫化による原油高を嫌気し小反落 テック決算控え様子見ムードも

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週明けの欧州株式市場は、中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰がインフレ懸念を煽り、小幅に下落して始まった。投資家は今週に予定される米ハイテク大手の決算や欧州中央銀行(ECB)の金融政策会合を前に、警戒感を強めている。
中東情勢の緊迫化と原油高が市場の重荷に
ロイター通信によると、米国とイランの軍事的緊張が9日目に入り、ホルムズ海峡における海運リスクが高まったことを受け、北海ブレント原油先物価格は1カ月ぶりに1バレルあたり90ドルを突破した。原油高はインフレを加速させ、企業収益や個人消費を圧迫するとの懸念につながるため、株式市場の重荷となった。
グリニッジ標準時(GMT)午前7時3分時点で、汎欧州株価指数であるSTOXX 600は0.2%安の640.45ポイントで推移している。
業種・個別銘柄の動向
原油価格の上昇を背景に、セクター別の動向は明暗が分かれた。主な動きは以下の通り。
Ad- エネルギー株: 原油高を好感し1.4%上昇した。
- 旅行・レジャー株: 燃料費の高騰が懸念され1.3%下落した。
個別銘柄では、アイルランドの格安航空会社ライアンエアーが4.6%安と急落し、STOXX 600構成銘柄の中で下げが目立った。同社が発表した第1四半期決算で、燃料費の高騰と運賃の低下が響き、利益が34%減少したことが嫌気された。
テック決算とECB政策会合に注目
一方で、ハイテク株は0.4%高と堅調に推移した。市場の関心は、今週発表される米国の巨大IT企業の決算に移っている。AI関連のラリーに新たな材料が提供されるかどうかが注目されるが、先週は半導体製造装置大手のASMLホールディングや台湾積体電路製造(TSMC)の好決算も市場を大きく押し上げるには至らず、投資家の慎重な姿勢も窺える。
また、投資家は今週開催される欧州中央銀行(ECB)の理事会も注視している。市場では、ECBが政策金利を現行水準に据え置くとの見方が大勢を占めている。