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欧州株、AI関連の楽観論で上昇 4カ月連続の月間プラスへ

Summary
人工知能(AI)関連銘柄への楽観的な見方がハイテク株を押し上げ、欧州株式市場は金曜日に上昇し、4カ月連続の月間上昇を記録する見通しとなった。投資家は、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性を占う上で重要なユーロ圏のインフレ速報値に注目している。
人工知能(AI)ブーム再燃への期待からハイテク株が世界的に買い戻される中、金曜日の欧州株式市場は上昇した。これにより、主要な株価指数は7月も月間での上昇を確保し、4カ月連続のプラスとなる公算が大きくなった。
汎欧州株価指数であるSTOXX 600は、金曜日の序盤の取引で0.8%上昇し、7月の月間上昇率を1.3%とした。国別では、ドイツのDAX指数が0.8%、フランスのCAC 40指数が0.5%、英国のFTSE 100指数が0.4%それぞれ値を上げた。
AIブームの再燃が相場を牽引
この日の欧州市場のリスク選好ムードは、米国市場のハイテク株高とアジアの半導体関連株の上昇を引き継いだものだ。米マイクロソフトとアマゾンの好調な四半期決算および設備投資見通しが、AI分野への過剰な投資やキャッシュバーンに対する市場の強い懸念を和らげたことが背景にある。
欧州株は7月を通じて、中東の地政学的緊張の高まりやエネルギー価格の変動、主要中央銀行の不透明な金融政策ガイダンスといった逆風に直面した。しかし、消費財、銀行、防衛セクターにおける価格決定力に支えられた好調な第2四半期決算シーズンが、相場全体を下支えした。
Adインフレ指標と企業決算に注目
市場参加者の次の注目点は、同日後半に発表される7月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値だ。木曜日に発表されたドイツの州レベルのデータが根強い物価圧力を示唆したことから、エコノミストはヘッドラインインフレ率がわずかに上昇すると予想している。この結果は、欧州中央銀行(ECB)による将来の利下げ議論を複雑にする可能性がある。
個別銘柄では、好材料と悪材料が交錯した。
- クレディ・アグリコル: フランスの大手銀行。リテール部門と投資銀行部門の収益が好調で、第2四半期利益が市場予想を上回ったことから株価は5%急騰した。
- フェラーリ: 高級スポーツカーメーカー。カスタマイズモデルの旺盛な需要と強力な価格設定を理由に、通期の利益見通しを引き上げたことで株価が上昇した。
- シーメンス・ヘルシニアーズ: ドイツの医療技術企業。サプライチェーンのボトルネックと主要な海外市場での機器受注の鈍化を指摘し、通期の売上高見通しを下方修正したため、株価は3.3%下落した。
- IAG(インターナショナル・エアラインズ・グループ): ブリティッシュ・エアウェイズの親会社。第2四半期の利益が急減したと報告し、株価は5%下落した。