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米のイラン施設攻撃で欧州ガス価格が急騰、5カ月ぶり高値

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Aug 31, 20261 min read
米のイラン施設攻撃で欧州ガス価格が急騰、5カ月ぶり高値

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中東での米イラン間の軍事衝突激化を受け、欧州の天然ガス価格が急騰。指標のオランダTTF先物は供給不安から1MWhあたり70ユーロを突破し、5カ月超ぶりの高値を付けた。

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月曜日、中東における米国とイランの軍事衝突の激化を受け、欧州の天然ガス価格が急騰した。指標となるオランダのガス先物価格は5カ月超ぶりの高値を記録し、秋の暖房シーズンを前に供給安全保障への懸念が再燃している。

中東の緊張激化が背景

今回の価格高騰の直接的な引き金となったのは、週末にペルシャ湾で発生した軍事行動である。米軍がホルムズ海峡のララク島にあるイランのロケットランチャー2基に対し直接的な攻撃を実施したと報じられた。

これに対し、イラン軍はヨルダンにある米軍拠点を標的とした報復ミサイル攻撃を行い、両国間の緊張は一気に高まった。この事態により、最近の外交努力は頓挫し、重要な海上輸送路の安全確保に向けた即時合意への期待は後退した。

市場への影響とLNG供給への懸念

この地政学的リスクの高まりを受け、欧州の天然ガス市場は敏感に反応した。エネルギー取引デスクは、リスクプレミアムを価格に織り込む動きを強めている。

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  • オランダTTF先物(期近物): 前日比4.7%上昇し、1メガワット時(MWh)あたり70.10ユーロに達した。これは2026年3月19日以来の最高値であり、70ユーロ台を回復するのは5カ月超ぶりとなる。
  • 英国卸売ガス市場: 月曜日は祝日のため休場だった。

ホルムズ海峡は、主要輸出国であるカタールからの供給を中心に、世界の液化天然ガス(LNG)の約20%が通過する戦略的な要衝である。軍事衝突の激化は、この海峡の事実上の閉鎖が長期化する恐れを高めており、欧州とアジアの買い手の間でスポットLNG貨物の獲得競争が激化することが予想される。

インフレ圧力とECBへの影響

天然ガス先物の急騰は、ブレント原油価格が1バレル90ドルを突破したことと相まって、欧州の産業部門全体にコストプッシュ型のインフレ懸念を再燃させている。

エネルギー価格の高止まりは、欧州中央銀行(ECB)が9月10日の金融政策決定会合を控える中で、経済見通しを複雑化させる要因となる。市場では、ECBがインフレ期待を抑制するため、さらに25ベーシスポイントの利上げを実施するとの観測が強まっている。

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