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欧州ガス価格が下落、中東緊迫下もLNG輸送は継続

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Jul 12, 20261 min read
欧州ガス価格が下落、中東緊迫下もLNG輸送は継続

Summary

欧州の天然ガス卸売価格が金曜日に下落した。中東の軍事的緊張にもかかわらず、ホルムズ海峡を通過する液化天然ガス(LNG)タンカーの航行が確認され、供給寸断への懸念が和らいだ。

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Background

欧州の天然ガス卸売価格は金曜日に下落した。最新の海運データにより、地域の軍事的緊張の高まりにもかかわらず、液化天然ガス(LNG)タンカーがホルムズ海峡を問題なく航行していることが明らかになり、即時の大規模な供給停止に対する市場の懸念が後退した。

市場の動向と背景

欧州ガス価格の指標となるオランダTTF先物の期近物は、2.3%下落し1メガワット時(MWh)あたり48.97ユーロとなった。英国の指標となる期近物も2.4%安の1サームあたり117.90ペンスで取引された。週初には地政学リスクを背景に6%急騰する場面もあったが、一旦落ち着きを取り戻した形だ。

この価格下落は、米国とイランの間で空爆の応酬が報告されるなど、地政学的緊張が依然として極めて高い中で起きた。しかし、トレーダーは衛星追跡や船舶ブローカーのデータに安堵感を見出した。過去24時間で、カタールの輸出ターミナルから出航した複数のLNG船が、運航上の支障なくホルムズ海峡を通過したことが確認された。

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潤沢な在庫が緩衝材に

中東情勢の緊迫化による影響を和らげているもう一つの要因は、欧州の潤沢な天然ガス在庫だ。ユーロ圏のガス貯蔵施設の在庫水準は、7月としては季節平均を大幅に上回っており、短期的な地政学的変動に対する緩衝材となっている。

しかし、金曜日の価格下落にもかかわらず、両指標は依然として2週連続での上昇基調にある。これは、エネルギー市場に織り込まれた地政学リスクが根強いことを示唆している。対立の長期化やLNG関連インフラへの直接的な影響、あるいは保険会社がペルシャ湾を通過する船舶への保険適用を停止するような事態になれば、価格は再び心理的節目である50ユーロ台を上回る可能性があると市場関係者は見ている。

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