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伊エニ、ベネズエラでの事業拡大 23億ドルの債権回収に期待高まる

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Sep 7, 20261 min read
伊エニ、ベネズエラでの事業拡大 23億ドルの債権回収に期待高まる
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イタリアの石油大手エニは、ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)との間で新たな石油プロジェクト契約を締結した。アナリストらは、この動きがPDVSAから滞留している23億ドルを超える債権の回収可能性を高めるものと見ている。

新プロジェクト「フニン5」の始動

エニとPDVSAが署名したのは、ベネズエラ有数の石油埋蔵地帯であるオリノコベルトに位置する巨大な重質油プロジェクト「フニン5」を開発する契約。これにより、エニは米国の支援を受けて進む同国の石油産業再興において重要な役割を担うことになる。

  • 投資額: 両社は年間約15億ドルを投資する計画。
  • 生産目標: 現在日量約12,000バレルの生産量を、2030年までに日量400,000バレルまで引き上げることを目指す。
  • 契約形態: 既存の権益を、エニがオペレーターとなる25年間の生産分与契約に転換する。

契約調印式後、エニのクラウディオ・デスカルツィCEOは「明日には最初の井戸の掘削を開始する」と述べ、事業の即時着手を表明した。

債権回収への道筋

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エニはベネズエラでの約30年にわたる事業で、PDVSAに対して巨額の未収債権を抱えていた。米国とベネズエラ間の関係改善により同国の石油セクターへの国際投資の門戸が再び開かれつつある中、エニは事業を深化させるか、債権回収の機会を失うかの選択を迫られていた。

エニの広報担当者はロイター通信に対し、「この契約は、ベネズエラにとっての価値創造と、当社の未収債権の段階的な回収に向けたさらなる機会を提供するものだ」とコメントした。バークレイズのアナリストも「将来の生産を解き放ち、既存の債権を回収する好機」との見方を示している。

背景と今後の展望

エニは、PDVSAからの支払いが米国の制裁で停止した後も、スペインのレプソルとの合弁事業であるペルラ・ガス田の操業を継続してきた。このガス田だけでも、ベネズエラは合弁会社に4億ドルの負債を抱えている。しかし、今年3月の新たな協定により、将来的にはベネズエラ産ガスの輸出の可能性も開かれ、エニの事業見通しは改善している。

エネルギーコンサルタント会社Nomisma Energiaのダヴィデ・タバレッリ氏は、「座礁資産となるリスクがあったプロジェクトが、今やグループに貢献し、生産拡大を支えることができる」と指摘する。業界筋によると、エニのベネズエラでの現在の生産量は日量約64,000バレル(石油換算)だが、将来的には日量100万バレルまで拡大する可能性があるという。

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