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エナジアン、英国資産の売却を示唆 CEOが巨額の繰越欠損金に言及

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ロンドンを拠点とするエネルギー企業エナジアン(Energean)のマティオス・リガス最高経営責任者(CEO)は、同社が英国に保有する資産について、他社が所有する方が望ましいとの考えを明らかにした。ロイター通信に対し、当該資産が持つ税務上の利点が、より規模の大きい事業者にとって魅力的であると指摘した。
繰越欠損金の価値
エナジアンが保有する英国資産は、北海の旧式油田の権益であり、生産量はおよそ日量1,000石油換算バレルとなっている。同社のプレゼンテーション資料によると、これらの資産には7億1500万ポンド(約9億6800万ドル)に上る税務上の繰越欠損金が付随している。
リガスCEOは、同地域でより大規模な生産を行う事業体であれば、この繰越欠損金を利用して法人税負担を軽減できると説明した。ただし、同氏は現時点で資産売却に関する具体的な交渉は行われていないと付け加えている。
市場の背景と今後の戦略
Adこの発言は、BP(ビーピー)が英国北海事業のポートフォリオ売却先を探している中で行われた。リガスCEOは、このような税務上の利点に関心を持つ買い手が現れる可能性が高いとの見方を示している。
一方でエナジアンは、英国以外の地域での事業拡大に注力している。同社の今後の計画は以下の通り。
- イスラエル: 沖合での追加的な石油資源開発および新規ライセンスラウンドへの参加を模索。
- エジプト: アブキール近郊での探査掘削に向けたパートナーを探している。
- アンゴラおよび西アフリカ: 同社が操業権を保有するか、同等以上の操業能力を持つ企業と提携することを条件に、事業機会を積極的に検討。
また、リガスCEOは、イタリアのエネルギー大手ENI(エニ)とのカシオペア・ガス田を巡る紛争に関する仲裁審理が、2027年前半に開始される見込みであることも明らかにした。