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エリア、好決算も株価は下落 通期見通し据え置きが重荷に

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Jul 29, 20261 min read
エリア、好決算も株価は下落 通期見通し据え置きが重荷に

Summary

ベルギーの送電大手エリアの株価が29日に下落。2026年上半期の好決算を発表したものの、通期見通しが市場予想の範囲内にとどまったことや、投資拡大に伴う負債増が嫌気された。

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ベルギーの高圧送電網事業者であるエリア(Elia)の株価が29日の取引で2.8%下落し、132.2ユーロを付けた。同日発表した2026年上半期決算は増収増益となったが、市場の期待を上回る内容ではなかったことから、利益確定売りに押される展開となった。

予想通りの見通しが失望売りを誘う

エリアが発表した2026年上半期の業績は、堅調な内容だった。

  • EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益): 11億ユーロ(前年同期比17%増)
  • 株主帰属純利益: 3億4870万ユーロ(同29%増)

しかし、これらの数字は市場におおむね織り込み済みだった。投資家の失望を誘った主な要因は、同社が2026年通期の純利益見通しを6億9000万~7億4000万ユーロとする従来予想を据え置いたことだ。この見通しの中間値はアナリストのコンセンサスと完全に一致しており、新たな買い材料となるようなポジティブ・サプライズには至らなかった。

投資加速に伴う財務負担への懸念

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積極的な設備投資が財務を圧迫していることも、株価の重荷となった。上半期の設備投資額は前年同期比29%増の19億ユーロに達し、これに伴い連結純負債は2025年末比で5%増加し、143億ユーロに膨らんだ。

この投資は長期的な成長を支えるものである一方、一部の投資家にとっては短期的なバランスシートへの懸念を増幅させる結果となった。好調な業績にもかかわらず、予想の範囲内にとどまったガイダンス、投資サイクル加速に伴う負債増加、そして52週安値からの株価上昇を受けた利益確定売りが重なり、売り圧力が強まった。

長期的視点では強気の見方も

一方で、長期的な成長性に対する評価も存在する。証券会社のバーンスタインは最近のレポートで、今後10年間の電気自動車(EV)充電インフラ整備に関連する設備投資の恩恵を受けるとして、エリアを欧州の電力会社5銘柄のうちの1つとして「アウトパフォーム」(買い推奨)に評価している。ベルギーおよびドイツの送電網事業のファンダメンタルズは、引き続き堅調に推移している。

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