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FRB議事録、利上げ巡る意見対立を示唆 ドルは上昇一服

Summary
米連邦準備制度理事会(FRB)が公開した6月の議事要旨で、一部当局者が利上げを支持していたことが明らかになった。これを受け、外国為替市場では米ドルがそれまでの上昇分を失う展開となった。
水曜日の外国為替市場で、米ドルは日中の上昇分を失った。米連邦準備制度理事会(FRB)が公開した6月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、政策金利の見通しについて当局者の意見が分かれていたことが示されたためである。
議事要旨によると、一部の当局者は利上げの論拠があると考えていたものの、最終的には金利を据え置く決定を支持した。FOMCは6月の会合で、政策金利を3.5%から3.75%の範囲で据え置くことを全会一致で決定した。
今回の会合は、ケビン・ウォルシュ新議長のリーダーシップの下で初めて開催された。市場関係者によれば、ウォルシュ議長は前任者らの「フォワードガイダンス」を多用する手法から転換し、よりデータ重視のアプローチを好むと見られているため、FRBの考えを読み解く上で議事要旨への注目が高まっていた。
議事要旨では、「物価安定に対する上方リスクが依然として高い」との認識が示されており、FRBがインフレへの警戒を続けていることがうかがえる。
Ad他の通貨では、ニュージーランド準備銀行が政策金利を0.25%引き上げ2.50%とし、さらなる引き締めが必要になる可能性を示唆したことを受けて、ニュージーランドドルが上昇した。オーストラリアドルも小幅に値を上げた。
一方、日本円は引き続き圧力を受け、1ドル=162円20銭近辺と、過去に政府・日銀による為替介入が意識された水準で推移している。日本銀行の浅田東一良審議委員は、追加利上げを支持する前に需要主導のインフレを示すより明確な証拠が必要だと改めて述べ、日本の金融政策正常化が緩やかなペースで進むとの見方を強めた。