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今週の米国株:AI関連のデル、メタが上昇、原油高でエネルギー株も堅調

中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が1バレル100ドルを突破し、米国株式市場は週間で下落基調となった。そうした中、人工知能(AI)関連の好材料や指数採用のニュースが追い風となった銘柄が上昇し、個別で明暗が分かれる展開となった。
AI関連銘柄が市場を牽引
今週の市場で特に注目されたのはAI関連の銘柄だった。デル・テクノロジーズ(DELL)は週間で8.8%上昇。ゴールドマン・サックス主催のカンファレンスで、デビッド・ケネディCFOが第2四半期のAIサーバー受注高が61億ドルに達したと明らかにしたことが好感された。これは過去3四半期の合計に匹敵する規模だという。同社のAI関連の年間受注総額は132億ドル、AIインフラの受注残は950億ドルに上る。また、同社はS&P100種株価指数への採用も決定している。
メタ・プラットフォームズ(META)も週間で6.1%上昇した。同社は新しいAIモデル「Muse Spark 1.3」をリリース。マーク・ザッカーバーグCEOは「低コストで最先端のパフォーマンスを実現する」と述べ、特にコーディング能力が大幅に向上したと説明した。
原油価格100ドル超え、エネルギーセクターを押し上げ
イエメンのフーシ派が紅海の要衝バブ・エル・マンデブ海峡を掌握したとの報道を受け、中東情勢への懸念から原油価格が急騰。ブレント原油は一時1バレル109ドルを突破し、エネルギー関連株を押し上げた。
Ad主な上昇銘柄は以下の通り。
- マラソン・ペトロリアム(MPC): 週間で4.5%高
- エクソンモービル(XOM): 2.8%高
- シェブロン(CVX): 2.0%高
- オクシデンタル・ペトロリアム(OXY)およびコノコフィリップス(COP): ともに1.5%高
個別材料で明暗分かれる銘柄
一方で、決算発表が嫌気された銘柄もあった。オラクル(ORCL)は、第1四半期決算が売上高、1株当たり利益ともに市場予想を上回ったにもかかわらず、週間で4.4%下落した。第3四半期の利益見通しが市場コンセンサスを挟む内容だったことが売り材料となった模様。ただし、グッゲンハイムのアナリストは、決算内容を精査すれば「さらに明るい未来」が描けると指摘し、買い推奨を維持している。
クリーンエネルギー企業のブルーム・エナジー(BE)は、S&P500種株価指数への採用が決定したことを受け、週間で16.3%の急騰を記録した。UBSのアナリストは、指数採用によってパッシブファンドからの大規模な買いが見込まれるとして、目標株価を300ドルから325ドルに引き上げた。