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デル株が急騰、AIサーバー需要の力強い伸びを好感

デル・テクノロジーズ(DELL)の株価が9月11日午前の取引で10.8%急騰し、561.36ドルに達した。記録的な決算報告やアナリストによる相次ぐ高評価を背景に、同社のAI(人工知能)関連事業への期待が一段と高まった。
AIサーバー受注の急増が明らかに
直接のきっかけとなったのは、9月10日に開催されたゴールドマン・サックスのカンファレンスでのデビッド・ケネディCFO(最高財務責任者)の発言だ。同CFOは、第2四半期におけるAIサーバーの受注額が61億ドルに達したことを明らかにした。これは過去3四半期の合計額に匹敵する規模である。
これにより、過去12ヶ月間のAI関連の受注総額は132億ドルに拡大し、AIインフラの受注残は950億ドルに上るという。この力強い需要の再確認が、投資家の買い意欲を強く刺激した。
記録的な決算と強気な見通し
今回の発言は、9月1日に発表された2027年度第2四半期決算の好調さを裏付けるものとなった。同決算では、以下の記録的な数値が示されている。
Ad- 四半期売上高: 470億ドル(前年同期比58%増)
- 調整後1株当たり利益(EPS): 7.04ドル(市場予想の約4.91ドルを大幅に上回る)
この結果を受け、同社は通期業績見通しを上方修正。売上高で69%増、調整後EPSで148%増の25.50ドルを見込んでいる。インフラストラクチャー・ソリューションズ・グループ(ISG)部門は過去最高の営業利益率15%を達成し、PC部門も過去5年間で最も速い成長を記録した。
アナリスト評価と市場環境も追い風
金融機関からの評価も追い風となっている。RBCキャピタルは10日、デルの投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を640ドルとしてカバレッジを開始した。決算発表後には、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、シティグループも相次いで目標株価を引き上げている。
また、11日の米国株式市場は主要3指数がそろって1%前後上昇するなど、全体的にリスクオンの地合いとなったことも、デルのようなAIインフラ関連銘柄への資金流入を後押しした。一部でシルバーレイク関連企業によるインサイダー売却が報じられたが、旺盛な投資家心理を冷ますには至らなかった。