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暗号資産市場が急騰、イーサリアムは15カ月ぶり高値-米国の政治的動向が追い風に

米国の政治的動向をきっかけとした大規模なショートスクイーズ(踏み上げ)により、暗号資産市場が急騰した。イーサリアム(ETH)は18.57%高の2,278ドルと15カ月ぶりの高値を記録し、ビットコイン(BTC)も11.28%上昇して71,700ドルの大台を突破した。
政治的追い風がショートスクイーズを誘発
今回の急騰の主な要因は、トランプ前大統領がコインベースのブライアン・アームストロングCEOやロビンフッドのブラッド・テネフCEOら暗号資産企業の幹部と会談し、業界の規制明確化を目指す法案「Clarity Act」の議会通過を後押しする姿勢を示したことにある。これに加え、米財務省による40億ドル規模の長期債買い入れプログラムがリスクオン資産への追い風となり、市場心理が改善した。
この結果、2021年以来で最大規模となるショートポジションの清算(ショートスクイーズ)が連鎖的に発生し、価格上昇をさらに加速させる展開となった。
イーサリアムが市場を牽引、主要銘柄の動向
市場全体が上昇する中、特にイーサリアムの動きが際立っている。主要な暗号資産の動向は以下の通り。
Ad- イーサリアム (ETH): +18.57%の2,278ドルと、他を圧倒する上昇率を記録。ビットコインを上回るパフォーマンスは、市場の資金がアルトコインに循環し始めている可能性を示唆している。
- ビットコイン (BTC): +11.28%の71,722ドル。心理的な節目である7万ドルを明確に上抜けた。24時間取引高が596億ドルに達しており、機関投資家の参入が続いていることを裏付けている。
- ソラナ (SOL): +13.54%の87.89ドルと大幅に上昇。ただし、日足では強い買いシグナルが出ているものの、週足では中立シグナルとなっており、地合い主導の上昇である可能性も指摘される。
過熱感への警戒も
一方で、短期的な過熱感には注意が必要だ。ビットコインとイーサリアムの日足の相対力指数(RSI)は、それぞれ77.9と82.8に達しており、一般的に「買われすぎ」とされる70を大きく超えている。また、XRPやカルダノ(ADA)などの一部アルトコインは、週足チャートでは依然として強い売りシグナルを示しており、一時的な反発に終わるリスクも残る。
投資家にとっては、今回の急騰の引き金となったショートスクイーズが一過性の要因であることや、法案審議が議会で停滞する可能性といった政治的リスクも考慮する必要がある。関連市場では、米最大の暗号資産取引所であるコインベース・グローバル(COIN)の株価も9.55%上昇しており、株式市場を通じたエクスポージャーとして注目されている。