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コパート株が大幅安、大型買収と格下げを嫌気

Summary
オンライン自動車オークションのコパート株が17日の市場で大幅に下落。約19億ドル規模のACVオークションズ買収の正式開始や、最近のアナリストによる格下げが重しとなっている。
オンライン自動車オークションを手掛ける米コパート(Copart)の株価が17日、市場で4.0%近く下落し、29.61ドルまで値を下げた。同日に正式開始されたACVオークションズ(ACV Auctions)に対する大規模な買収案件や、最近の業績懸念、アナリストによる格下げが複合的な売り圧力となっている。
ACVオークションズの買収開始が重荷に
コパートは同日、ACVオークションズに対する1株当たり10.50ドル、総額約19億ドルの全額現金による株式公開買付け(TOB)を正式に開始した。この買収は、中古車ディーラー市場における同社の事業領域拡大を目的とした戦略的な動きである。
しかし、市場では多額の現金支出や買収後の事業統合リスク(エグゼキューションリスク)に対する懸念が浮上。特に、事業環境が厳しくなると予想される来期を前にした大型案件であることが、投資家心理を冷やす要因となっている。
格下げと業績への懸念も続く
株価への圧力は買収案件だけではない。HSBCが2日前の9月15日に、コパートの投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げたことも、引き続き市場で嫌気されている。HSBCは格下げの理由として、以下の点を指摘した。
Ad- 第4四半期の米国における保険関連の取扱台数が7.5%減少したこと(競合のRB Globalは同期間に11%増)。
- 施設関連費用や一般管理費が、収益の伸びを上回るペースで増加していること。
- 平均販売価格(ASP)の上昇モメンタムが失速しており、2027年度の業績改善の見通しが立てにくいこと。
また、9月10日に発表された2026年度第4四半期決算では、一株当たり利益(EPS)が0.35ドルとなり、市場コンセンサスの0.39ドルを下回った。粗利益の減少と営業コストの増加が純利益を圧迫しており、ファンダメンタルズに関する懸念が払拭されていない状況だ。
市場全体とは逆行する動き
この日の米国市場は、S&P 500が1.0%、ナスダック総合指数が1.5%上昇するなど、堅調な地合いとなっている。その中でコパート株が逆行安となっていることは、マクロ経済要因ではなく、同社固有の悪材料が下落の主因であることを示している。現在の株価は52週高値の47.00ドルを大きく下回る水準で推移している。