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コールズ、グリーンクロス買収交渉を打ち切り-株価は安堵感から急騰

Summary
豪スーパー大手コールズがペットケア事業グリーンクロスの買収交渉を打ち切ったと発表。数十億豪ドル規模の大型案件に対する投資家の懸念が後退し、同社株は大幅に上昇した。
オーストラリアのスーパーマーケット大手コールズ・グループ(ASX:COL)は、ペットケア事業を手がけるグリーンクロスの買収交渉を打ち切ったと発表した。この決定を受け、大型買収による財務負担への懸念が後退し、投資家の安堵感から同社の株価は急騰した。
交渉打ち切りと市場の反応
コールズは金曜日、プライベートエクイティ(PE)ファンドのTPGキャピタルが所有するグリーンクロスの買収に関する協議を終了したことを正式に認めた。交渉打ち切りの具体的な理由は明らかにされていない。
この発表を受けて、同社の株価は5%近く上昇し、オーストラリアの生活必需品セクターの平均を上回るパフォーマンスを示した。今月初めに買収交渉が明らかになった際には、同社株は4%以上下落しており、市場がこの買収計画を歓迎していなかったことがうかがえる。
買収計画の背景
グリーンクロスはペットケア用品の販売や動物病院を運営する企業。親会社のTPGキャピタルは、約40億豪ドルの評価額を求めていたと現地メディアは報じている。これは、TPGが以前に断念したグリーンクロスの新規株式公開(IPO)で目指していたのと同水準の評価額だった。
Adスーパーマーケット事業を本業とするコールズによる異業種への大型投資は、その戦略的合理性や財務への影響について株主の間で懸念を呼んでいた。
今後のM&A戦略
コールズは声明で、今後も既存事業を補完し、株主価値を創造する戦略的機会を引き続き検討していく方針を示した。
同時に、買収に関しては「規律あるアプローチ」を維持すると強調しており、今回の交渉打ち切りは、同社が無理な条件での大型案件の追求を避ける姿勢を市場に示した形となった。