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コインベース株が急伸、アナリストの格上げと米政府のビットコイン準備金構想が追い風

Summary
暗号資産取引所大手コインベースの株価が時間外取引で急伸。アナリストによる投資判断の引き上げと、米政府が戦略的なビットコイン準備金を検討しているとの報道が好感された。
暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベース(COIN)の株価が10日の時間外取引で4.3%上昇し、165.18ドルに達した。アナリストによる投資判断の引き上げと、米政府の動向を巡る新たな観測という2つの好材料が重なり、株価を押し上げた。
主な上昇要因
今回の株価上昇の主なきっかけは、US Tiger Securitiesのアナリスト、ボー・ペイ氏が7日付でコインベースの投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げたことだ。同氏は、ビットコインが大幅な調整を経てリスク・リワードの観点から妙味が増したと指摘。暗号資産市場の弱気相場は大部分が既に終わった可能性が高いとの見方を示し、目標株価を200ドルに設定した。
さらに、トランプ政権が「戦略的ビットコイン準備金」の構築を検討しているとの報道が9日に伝わったことも追い風となった。市場関係者はこれを、ビットコインへの長期的な需要創出につながる可能性のある材料と解釈。米国で規制下にある主要取引所として、コインベースに恩恵が及ぶとの期待が広がった。
市場環境とマイナス材料
Ad当日の市場は、ナスダック総合指数が1.3%高、S&P500種株価指数が0.8%高となるなど、全体的にリスクオン地合いが強かった。この地合いは、コインベースのような高ベータ株の上昇を後押しする傾向がある。競合のロビンフッドなど、他の暗号資産関連銘柄も同様に上昇しており、セクター全体への追い風が吹いていることがうかがえる。
一方で、強気な見方とは対照的な動きも見られた。
- バークレイズは、コインベースに対する「アンダーウェイト」の評価を維持し、目標株価を99ドルに引き下げた。
- ポール・グレワル最高法務責任者(CLO)が7月31日付で辞任すると発表された。
これらのマイナス材料は上昇の勢いを一部相殺したものの、強気の流れを覆すには至らなかった。現在の株価は、52週高値の444.65ドルを依然として大きく下回っている。