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人民元、対ドルで6.75元を突破 2023年2月以来の高値水準

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Aug 5, 20261 min read
人民元、対ドルで6.75元を突破 2023年2月以来の高値水準
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7月31日の外国為替市場で、オンショア人民元が対米ドルで一時1ドル=6.7481元まで上昇し、心理的節目の6.75元を突破、2023年2月以来の高値を更新した。米国の金融政策見通しを受けたドル安の進行と、中国当局の緩やかな元高を容認する姿勢が主な背景にある。

主な背景:米ドル安と中国当局の容認姿勢

この元高の主な外部要因は、米連邦準備制度理事会(FRB)が29日に政策金利を3.5%~3.75%の範囲で据え置いたことを受けたドル安の流れだ。さらに、30日に発表された米国の6月コアPCE物価指数が市場予想を下回ったこともドル売りを加速させ、人民元の上昇余地を広げた。

国内では、中国人民銀行(中央銀行)が30日、人民元の対ドル基準値(中間値)を2023年2月以来の元高水準となる6.7892元に設定。これは当局が足元の元高進行を容認しているシグナルと市場では受け止められている。また、31日の中国共産党中央政治局会議でマクロ政策の安定性維持が強調されたことも、為替相場の安定に対する期待につながった。

経済指標の弱さも影響は限定的

一方、同日発表された中国の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、景況の節目である50を割り込み、市場予想(50.1)も下回った。通常、こうした弱い経済指標は通貨安の要因となるが、今回は人民元の上昇基調を止めるには至らなかった。

これは、米ドル安という外部環境の影響が、国内のファンダメンタルズに対する懸念を上回っていることを示唆している。なお、オフショア人民元(CNH)も同日、一時6.75258元まで上昇し、3年超ぶりの高値を付けた。

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今後の展望と注目点

中国人民銀行はかねてより、人民元相場は「双方向の変動」が続くと表明しており、一方的な元高を積極的に誘導する姿勢は見せていない。しかし、足元の急激な上昇に対して強力な介入シグナルも発しておらず、市場の動向を注視しているものとみられる。

今後の短期的な焦点は、海外の金融政策となる。

  • 日本銀行の金融政策決定会合(31日): 政策変更があれば、円相場を通じてアジア通貨全体に影響が及ぶ可能性がある。
  • ユーロ圏の7月消費者物価指数(31日): ユーロの動向はドルインデックスを介して間接的に人民元に影響を与える。

市場参加者は、製造業PMIの悪化が中期的な元高トレンドを変えるか、また元高が加速した場合に当局が景気への影響を懸念して抑制に動くかどうかを注視している。

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