Story
カナディアン・ソーラー株が急伸、米国製モジュールの耐雹性能認証を好感

Summary
太陽光発電大手のカナディアン・ソーラーの株価が急伸。米国で製造された同社製モジュールが、厳しい雹(ひょう)害に対する耐久性を証明するFM Approvals認証を業界で初めて取得したことが好感された。
太陽光発電大手のカナディアン・ソーラー(NASDAQ: CSIQ)の株価が木曜日の取引で6.3%上昇した。同社が、米国で製造する太陽光発電モジュールが、深刻な雹害が想定される地域向けの構成部品として、第三者認証機関FM Approvalsから業界初の認定を受けたと発表したことが背景にある。
認証取得の背景と意義
今回認定されたのは、同社のTOPCon(Tunnel Oxide Passivated Contact)技術およびHJT(ヘテロジャンクション)技術を用いた低炭素・高耐雹性モジュール製品。この認定は、FM 4478およびFM 4480の規格に基づくもので、深刻な雹の衝撃に対するモジュールの耐久性と耐性を客観的に証明するものだ。
このFM Approvalsによる認証は、太陽光発電所の開発事業者、資産所有者、投資家に対して、厳しい雹害条件下でのモジュールの信頼性を裏付けるものとなる。これにより、以下のような効果が期待される。
- 雹害に関連するプロジェクトリスクの低減
- プロジェクトの保険加入能力の向上
- 資産の長期的なパフォーマンスの安定化
Ad厳格な試験基準と市場への影響
認証取得にあたり、モジュールは実用規模の太陽光発電プロジェクトで遭遇しうる環境的・機械的ストレスへの耐性を評価するために設計された厳格な試験に合格する必要があった。これには、ANSI/FM Approvals規格4480に準拠した耐雹害性試験や、IEC/EN 61215シリーズおよびIEC/EN 61730-2、ANSI/UL 61730要件に準拠した設計・安全性適格性試験が含まれる。
カナディアン・ソーラーの会長兼最高技術責任者であるショーン・クー博士は、「異常気象が頻発する中、太陽光発電プロジェクトの成功にとってレジリエンス(強靭性)はますます重要になっている」とコメント。「今回のFM Approvals認定は、顧客のリスクを軽減し、プロジェクトのバンカビリティ(融資適格性)を向上させ、資産の信頼性の高い長期運用を保証する高性能な製品を提供するという当社のコミットメントを示すものだ」と述べた。
FM Approvalsは、商業・工業施設を保護するために使用される防災製品を評価する第三者試験・認証機関。今回の認定は、特に気象リスクが高い地域での大規模プロジェクトにおいて、同社製品の競争力を高める要因となる可能性がある。