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カナダドル下落、原油価格の後退と米FRBの政策決定を警戒

24日の外国為替市場でカナダドルが米ドルに対して下落した。カナダの主要輸出品である原油価格が反落したことや、来週に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を前に、市場で様子見ムードが広がったことが背景にある。
原油安がカナダドルを圧迫
この日、カナダドルは対米ドルで0.1%安の1米ドル=1.4095カナダドル(1カナダドル=70.95米セント)で取引された。一時は7月14日以来の安値となる1.4114まで下落する場面も見られた。週間ベースでは0.5%の下落となり、2週続伸の記録が途絶えた。
カナダドルの重しとなったのは、主要輸出品である原油価格の下落だ。原油価格はこの日、3.8%下落し1バレル=88.72ドルとなった。ただし、紅海でのエネルギー輸送の混乱や中東情勢の緊迫化を背景に、週間では大幅な上昇を記録する見通しだ。
FRBの動向と貿易摩擦への懸念
Ad市場の注目は来週のFRBの金融政策決定会合に集まっている。エネルギー価格の上昇が世界的なインフレ見通しに影響を与えており、FRBが早ければ水曜日にも利上げに踏み切るとの観測が強まっている。米国の利上げは、一般的に米ドルの魅力を高め、相対的にカナダドルの下落圧力となる。
また、米国がカナダ製品の一部に50%の関税を課す可能性を示唆したことも、カナダドルの上値を抑える要因となっている。Monex Europeのストラテジストは、カナダドルは来週のFRBの決定や5月のGDPデータ発表を前に、引き続き原油価格、リスクセンチメント、貿易関連のニュースに左右されるとの見方を示した。
投機筋は弱気姿勢を強める
投機筋の動向を見ると、カナダドルに対する弱気ポジション(売り越し)が積み上がっており、主要通貨の中で最も大きな水準に達している。これは市場参加者がカナダドルの先行きに対して慎重な見方を強めていることを示唆している。