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カナダドル上昇、イラン情勢緊迫化による原油高が支援

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8日の外国為替市場でカナダドルが米ドルに対して上昇した。主要輸出品である原油の価格が、イランを巡る地政学的リスクの高まりを背景に急騰したことが主な要因。カナダ銀行(中央銀行)による年内の利上げ観測が強まったことも、カナダドル相場を支えた。
原油価格の急騰が追い風
カナダは主要な産油国であるため、原油価格の動向はカナダドルの価値に大きな影響を与える。Investing.comによると、この日、原油価格は5.2%上昇し、1バレルあたり74.10ドルに達した。
この価格上昇は、トランプ米大統領がイランとの暫定合意が「終わった」と発言し、米国が水曜夜にも新たな攻撃を開始する可能性を示唆したことを受けたもの。中東情勢の緊迫化が、原油の供給懸念に繋がり価格を押し上げた。
カナダ中銀の利上げ観測も強まる
原油価格の上昇は、インフレ圧力の高まりに繋がる可能性があるため、金融引き締め観測を強める材料となる。スワップ市場のデータによれば、市場が織り込むカナダ銀行による年内の利上げの確率は、前日の40%から約60%へと上昇した。
Ad金利の上昇期待は、その通貨の投資妙味を高め、買いを誘う要因となる。一方で、原油高によるインフレ懸念と金融引き締めへの警戒感から、世界の株式市場は下落した。
市場の動向
この日の取引で、カナダドルは米ドルに対し0.2%高の1米ドル=1.4170カナダドルで取引された。取引レンジは1.4156から1.4210カナダドルだった。
スコシアバンクのストラテジスト、ショーン・オズボーン氏とエリック・セオレット氏はレポートで、「カナダドルは夜間のボラティリティを通じて比較的底堅く推移した」と指摘。「カナダドルに対するネガティブなセンチメントは和らぎつつある」との見方を示した。