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カナダドル、予想上回る雇用統計を受け3週間ぶり高値

Summary
6月のカナダ雇用統計が市場予想を上回る力強い結果となったことを受け、カナダドルが対米ドルで3週間ぶりの高値を付けた。経済の底堅さが示されたことで、カナダ銀行が当面は政策金利を据え置くとの見方が強まっている。
外国為替市場でカナダドルが対米ドルで上昇し、6月19日以来約3週間ぶりの高値を付けた。カナダで発表された6月の雇用統計が市場予想を上回る強い内容となり、同国経済の回復期待がカナダドル買いを誘った。
予想を上回る雇用統計
カナダ統計局によると、6月の雇用者数は1万8200人の純増となり、市場予想の1万人増を大きく上回った。失業率も6.5%に低下し、労働市場の堅調さが示された。
この結果を受け、カナダドルは一時、前日比0.3%高の1米ドル=1.4125カナダドル(1カナダドル=70.80米セント)まで上昇。週間では0.5%の上昇となり、6週ぶりにプラスに転じた。
カナダ銀行の金融政策への影響
今回の力強い雇用データは、カナダ経済が貿易摩擦などの不透明感に直面しながらも、緩やかな回復基調を維持していることを示唆している。市場では、カナダ銀行(中央銀行)が当面は金融政策を据え置くとの見方が有力だ。
Adロイターが実施した調査では、エコノミストらはカナダ銀行が7月15日の金融政策決定会合で政策金利を2.25%に据え置き、来年にかけてもその水準を維持すると予想している。インフレ圧力が概ね抑制されていることが、その背景にある。
景気回復を示すその他の指標
カナダ経済の回復を示す兆候は、労働市場以外にも見られる。今週初めに発表された5月の貿易統計では、輸出が4カ月連続で増加した。これは、2四半期連続で縮小したカナダ経済が、第2四半期に持ち直したことを裏付ける追加的な材料となる。
投資家にとっては、これらの経済指標がカナダドルのファンダメンタルズを支える要因として意識される可能性がある。