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原油価格の急騰がカナダドルを支援、貿易摩擦や金融政策の圧力を相殺

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Sep 11, 20261 min read
原油価格の急騰がカナダドルを支援、貿易摩擦や金融政策の圧力を相殺
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火曜日の外国為替市場で、カナダドルが対米ドルで堅調に推移した。中東情勢の緊迫化による世界的なエネルギー供給懸念を背景に原油価格が急騰し、主要産油国であるカナダの通貨を支援した。

原油高がカナダドルを押し上げ

ロイターの市場データによると、カナダドルは一時0.2%上昇し、1米ドルあたり1.3788カナダドル(1カナダドル=72.53米セント)を付けた。この日の取引レンジは1.3776〜1.3819カナダドルだった。

カナダの主要輸出品目である原油の価格上昇が、カナダドル相場への強力な追い風となった。サウジアラビアのエネルギー施設への攻撃や、ホルムズ海峡のタンカー通航への懸念から、国際的な原油価格は数カ月ぶりの高値に上昇。米国のWTI原油先物価格は1バレルあたり約92.73ドルで取引されている。

貿易摩擦と金融政策の相違が重石に

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一方で、カナダドルには複数の下押し圧力がかかっている。先週発表された8月の雇用統計では、カナダが4.17万人の雇用を失ったのに対し、米国では非農業部門雇用者数が16.2万人増加するという対照的な結果が示された。この経済指標の乖離は、カナダ銀行と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の方向性の違いを市場に意識させ、カナダドルの重石となっていた。

さらに、米加間の貿易摩擦も激化している。二国間交渉が行き詰まる中、カナダ政府は火曜日、200億カナダドル相当の米国製品に対し報復関税を正式に発動した。米国市場への経済的依存度が高いカナダにとって、この措置は経済と通貨の先行きに不透明感をもたらしている。

市場の焦点は米インフレ指標へ

市場参加者は、今週後半に発表される米国のインフレ関連指標に注目している。このデータは、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における金融政策決定の手がかりとなるためだ。インフレが予想を上回れば、FRBの引き締め姿勢が意識されて米ドルが買われ、カナダドルの上値を抑える可能性がある。逆に、インフレが鈍化していれば、米国の金融緩和期待が広がり、カナダドル相場をさらに支援する展開も考えられる。

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