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バーバリー株が急落、欧州での売上不振が重荷に

Summary
バーバリーが発表した第1四半期の既存店売上高は市場予想通りだったものの、中東情勢を背景とした欧州での観光客消費の減少が嫌気され、株価は大幅に下落した。
英国の高級ブランド、バーバリーの株価が17日の取引で大幅に下落した。同日朝に発表された2027年会計年度第1四半期(6月下旬までの13週間)の決算速報で、欧州地域の不振が明らかになり、投資家の売りを誘った。
市場予想に沿うも欧州が失速
第1四半期の既存店売上高は前年同期比で5%増となり、アナリストの事前予想と一致した。報告ベースでの小売売上高も同5%増の4億5500万ポンドに達した。地域別に見ると、米州が12%増と最も力強い成長を見せ、Z世代の需要に支えられた大中華圏も9%増と堅調だった。
しかし、EMEIA(欧州・中東・インド・アフリカ)地域では売上高が3%減少した。同社はこの不振について、中東での紛争が継続している影響で、欧州における観光客の消費が落ち込んだことが原因だと説明している。この逆風はここ数四半期にわたって同社の業績の重荷となっている。
複合的な売り圧力
Ad今回の決算は市場の期待を上回る内容ではなかったため、ポジティブなサプライズとは受け止められなかった。アナリストのコンセンサス評価は「ホールド」に留まっており、株価を押し上げる材料に欠けていた。
さらに、当日は世界的にリスクオフムードが広がり、米国のS&P 500が0.85%、ナスダック総合指数が1.7%下落するなど、株式市場全体が軟調だったことも、バーバリーのような一般消費財・高級ブランド株への売り圧力となった。ジョシュア・シュルマンCEOが進める事業再建は2年目に入るが、市場は依然としてその進捗を慎重に見極めている。
これらの要因が重なり、バーバリーの株価は一時4.7%安の1,068ペンスまで下落。52週高値(1,376.5ペンス)から約22%低い水準で取引されている。