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ブルテン株が急騰、利益率改善と事業売却を好感

スウェーデンのファスナーメーカー、ブルテン(Bulten AB)の株価が10日、14.6% 急騰し50.30スウェーデン・クローナ(SEK)に達した。減収にもかかわらず利益率が大幅に改善した2026年第2四半期決算と、事業ポートフォリオの再編を目的とした欧州事業の一部売却が同時に発表され、投資家から好感された。
第2四半期決算、減収も利益は倍増
同社が発表した2026年第2四半期(4~6月期)決算では、進行中のコスト再編と事業運営の改善が奏功し、収益性が劇的に向上したことが示された。売上高は前年同期比7.2%減の7億7900万SEKとなったものの、利益は大幅に増加した。
- 営業利益(EBIT): 前年同期の3600万SEKから6200万SEKへと約2倍に増加。
- 営業利益率: 4.3%から8.0% へと拡大。
- 純利益: 1600万SEKから3800万SEKへと2倍以上に増加。
この結果は、同社の経営効率化が着実に成果を上げていることを市場に印象付けた。
戦略的な事業売却を発表
Ad決算発表と同時に、ブルテンは欧州の自動車関連受託製造事業をMaelir AB社に売却する拘束力のある契約を締結したと公表した。この取引は、より高収益な事業への集中を目指す同社の戦略転換における重要な一歩と位置付けられている。
取引の企業価値は約4450万ユーロで、ブルテンが受け取る対価総額は約2億7300万SEKになる見込み。取引完了は2026年10月までを予定している。アクセル・バーンソンCEOは、この事業売却を「当社の戦略的変革における決定的な一歩」と述べた。
市場の反応と背景
好調な決算と具体的なポートフォリオの簡素化という二つの好材料が同時に発表されたことで、経営陣が事業を積極的に再構築しているとの明確なシグナルが投資家に伝わった。この日のストックホルム市場のOMXS30指数をはじめ、欧州株式市場が堅調に推移したことも追い風となった。
力強い収益改善と魅力的な価格での戦略的事業売却、そして良好なマクロ経済環境という複合的な要因が重なり、ブルテン株は近年で最大級の一日上昇率を記録した。