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原油価格が続伸、米・イラン間の緊張激化で供給懸念高まる

Summary
火曜日のアジア市場で原油価格が続伸した。米国とイランの軍事的緊張が激化し、主要な輸送路であるホルムズ海峡を通じたエネルギー供給の途絶懸念が強まっている。
火曜日のアジア市場で原油価格が続伸した。米国がイランに対する追加攻撃を示唆したことを受け、中東の地政学的リスクが急激に高まり、主要な輸送路であるホルムズ海峡を経由するエネルギー供給への懸念が市場で再燃している。
米・イラン間の軍事的緊張が激化
今回の緊張激化は、米軍がイランのララク島にある軍事目標を攻撃したことに端を発する。これに対しイランは、ヨルダンにある米軍施設にミサイルを発射して報復。トランプ米大統領は「強力な対応」を約束しており、戦闘がさらにエスカレートするとの懸念が浮上している。
市場の最大の焦点は、中東の主要産油国にとって極めて重要な原油・石油製品の輸出ルートであるホルムズ海峡の情勢だ。英国海事貿易オペレーション(UKMTO)によると、月曜日には同海峡を通過中のタンカーが所属不明の飛翔体3発による攻撃を受けており、商業船舶へのリスクが現実のものとなっている。
最新の原油価格動向
Investing.comによると、日本時間火曜日の取引で原油先物価格は前日の大幅上昇に続き、さらに値を上げた。
Ad- ブレント原油先物(11月限): 0.7%上昇し、1バレル=91.08ドル
- WTI原油先物: 1.0%上昇し、1バレル=86.60ドル
前日の取引では、ブレント原油が3%、WTI原油が3.6%それぞれ急騰しており、市場の警戒感が強まっていることがうかがえる。
その他の需給要因
中東情勢の緊迫化は、他の需給要因を覆い隠す形となっている。「OPECプラス」は9月から日量約18万8000バレルの追加増産を承認したが、市場への影響は限定的だ。また、ロシアがディーゼル燃料の輸出禁止措置を9月30日まで延長したことも、精製品市場の引き締まりに繋がっている。
一方、米国では戦略石油備蓄(SPR)が過去44年間で最低水準近くまで減少している。トランプ大統領はベネズエラとの新たな合意で確保した石油を備蓄の補充に充てる方針を示したが、ベネズエラ産原油がいつ供給されるかは不透明なままだ。