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ブロック株が時間外で上昇、デジタル資産信託銀行の設立申請を好感

米決済大手ブロックの株価は、通常取引終了後の時間外取引で2.9%上昇した。同社が連邦規制当局に対し、デジタル資産のカストディ(保管・管理)を専門とする新たな国法信託銀行の設立許可を申請したと発表したことが、市場で好感された。
信託銀行設立の申請
ブロックが通貨監督庁(OCC)に提出した申請によると、新銀行の名称は「Builders Bank & Trust, N.A.」となる予定。この銀行は、ビットコインやステーブルコインのカストディおよび受託者サービスを提供することに特化する。
重要な点として、この信託銀行は以下の特徴を持つ。
- 預金保険の対象外
- 一般からの預金の受け入れや融資業務は行わない
この申請が承認されれば、ブロックがすでに行っているカストディ業務を連邦政府の監督下にある統一された枠組みに移行させることが可能になる。これにより、事業規模の拡大に伴う規制上の一貫性が確保される。
Ad市場の反応と背景
この日の株式市場は、S&P 500種株価指数がほぼ横ばいであったほか、ダウ工業株30種平均とナスダック総合指数も小幅に下落しており、市場全体に方向感はなかった。このことから、ブロックの株価上昇はマクロ経済やセクター全体の追い風ではなく、企業固有の材料によって引き起こされたことが明確である。
金融テクノロジー業界では、OCCが暗号資産に特化した信託銀行の設立許可に前向きな姿勢を見せているかが注目されている。この傾向は2025年後半から強まっており、ブロックの申請は時宜を得たものと見なされている。
投資家心理への影響
今回の発表は、ブロックがデジタル資産事業に対して明確な規制戦略を持っていることを示しており、投資家に安心感を与えた。同社の基盤事業である「Cash App」のスコアが外部の金融機関にも提供されるなど、事業基盤が堅調であることも、今回の好材料に対するポジティブな反応を後押しした。この発表を受け、株価は最近の取引レンジの上限に向かって上昇した。