Story
ビットコイン下落、米イラン衝突とハイテク株安でリスク回避強まる

Summary
中東の地政学リスクの高まりとハイテク株の売りが重なり、投資家のリスクセンチメントが悪化。ビットコインは現物ETFへの資金流入が続く中でも下落した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは火曜日、中東情勢の緊迫化とテクノロジー株の広範な下落を受けてリスク回避ムードが強まる中、価格を下げた。米国上場の現物ビットコインETFへの資金流入という好材料はあったものの、市場全体のセンチメント悪化が上値を抑えた。
Investing.comによると、ビットコイン価格は一時1.4%安の63,305.0ドルまで下落した。
地政学リスクとハイテク株安が重し
この日の市場では、複数の悪材料が重なった。米中央軍(CENTCOM)は、ホルムズ海峡付近で商船3隻が攻撃されたことへの報復として、イランに対し攻撃を実施したと発表。この報道を受け、安全資産への逃避買いが進む一方、ビットコインのようなリスク資産には売り圧力がかかった。
同時に、テクノロジー株も下落し、投資家心理を冷え込ませた。韓国のサムスン電子が発表した第2四半期の業績見通しは好調だったものの、AI関連銘柄の過熱感に対する懸念を払拭するには至らず、売りにつながった。
ビットコインETFには資金流入が続く
Ad市場全体がリスクオフに傾く中でも、機関投資家の需要を示す明るい兆候も見られた。ブロックチェーン分析企業SoSoValueのデータによると、米国で取引されている現物ビットコインETFには月曜日に2億6570万ドルの純資金流入が記録された。これは7月2日の2億2170万ドルの流入に続くもので、6月下旬に見られた大規模な資金流出(数セッションで約24億ドル)からの反転傾向を示唆している。
アルトコインも全面安
ビットコインの下落に追随し、主要なアルトコインも軒並み値を下げた。市場では、今後発表される米連邦準備制度理事会(FRB)の議事録にも注目が集まっており、金融政策の手がかりを探る動きが続いている。
- イーサリアム (ETH): 1.8%下落
- XRP: 3.1%下落
- ソラナ (SOL): 2.0%下落
- カルダノ (ADA): 5.5%下落