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ビットコイン、6万5000ドル割れ ETF資金流入とフォーク懸念が交錯

ビットコイン価格は週末に6万5000ドルを下回った。米国の現物ETFへの力強い資金流入という好材料がありながらも、物議を醸しているBIP-110フォークの停滞に対する懸念が市場心理の重石となっている。
ETFへの力強い資金流入
Investing.comによると、先週の米国のビットコインおよびイーサリアム現物ETFには、合計で11億ドルの資金が流入し、4月以来の週間流入額としては最大を記録した。これは、取引活動全体が複数年来の低水準に近い中で観測された動きである。
ビットコイン関連ファンドは金曜日までの5営業日連続で資金流入を記録し、その合計額は8億5350万ドルに達した。
- ブラックロックのIBITは6億9370万ドルを集め、総流入額の80%以上を占めた。
- フィデリティのFBTCには1億1640万ドルが流入した。
一方、イーサリアム現物ETFには2億4490万ドルが流入し、5週連続のプラス流入となった。
BIP-110フォークへの懸念が重石に
Adこうした旺盛な需要とは対照的に、市場ではビットコインのBIP-110提案を巡る懸念がくすぶっている。この提案は、ビットコイン取引に含まれる画像やテキストなどの非決済データを1年間制限するもので、コミュニティ内で意見が分かれている。
BIP-110を支持する少数派チェーンは、ハッシュレート(採掘能力)が著しく不足しており、事実上停滞している。過去約8時間で生成されたブロックはわずか2つで、同時期にビットコインのメインチェーンでは48ブロックが生成された。提案の承認に必要な支持率は55%だが、直近のブロックで支持を表明しているのは2.53%に過ぎない。この状況は、保有者がフォークされたコインを売却しようとする際に、意図せず本物のBTCまで送金してしまう「リプレイ攻撃」のリスクを生じさせている。
市場の背景とセンチメント
ETFへの資金流入は活発であるものの、市場全体の取引活動は依然として低調だ。先週のビットコインETFの出来高は前週比9%減の81億9000万ドルで、2024年10月以降で2番目に低い週となった。また、予想外に減少した米国の非農業部門雇用者数も、週末を前に需要を冷え込ませる一因となった。
年初来で見ると、ビットコインETFは依然として約44億4000万ドルの純流出、イーサリアム関連商品も約8億7300万ドルの純流出となっており、最近の流入をもってしても年間のマイナスを解消するには至っていない。