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ビットコイン6万4000ドル台を維持、米国のCBDC禁止法案が追い風

暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインは、週末にかけて6万4000ドル台での安定した推移を続けた。週前半に6万1000ドル付近まで下落する場面もあったが、その後は回復基調を維持しており、米国の規制動向や機関投資家の参入拡大が引き続き市場の注目材料となっている。
Investing.comのデータによると、ビットコイン価格は一時6万4489.8ドルまで上昇し、記事執筆時点(協定世界時17時15分)では6万4197.6ドル(前日比0.60%高)で取引されている。
米国の規制動向が市場心理を改善
市場が特に注目しているのは、米国の規制に関する新たな進展だ。米連邦準備制度理事会(FRB)による中央銀行デジタル通貨(CBDC)、いわゆる「デジタルドル」の発行を2030年末まで禁止する条項が盛り込まれた法案が、大統領の署名や拒否権行使がなかったため自動的に成立する見通しとなった。
この動きは、暗号資産業界の多くが民間発行のステーブルコインにとって潜在的な競合相手と見なしていたデジタルドルの脅威を一時的に取り除くものだ。これにより、ステーブルコイン市場の成長環境が維持されるとの期待が広がっている。
機関投資家の参入が加速
Ad規制の明確化が進む中、機関投資家の暗号資産市場への参入も続いている。ステーブルコインUSDCの発行元であるサークル社は、米通貨監督庁(OCC)から連邦政府監督下のナショナル・トラスト・バンク設立に関する最終承認を取得した。
この承認により、サークル社は連邦政府の直接的な監督下でデジタル資産のカストディ(保管・管理)サービスを提供できるようになる。これは、暗号資産セクターが伝統的な金融システムへ段階的に統合されていることを示す重要な事例と言える。
次期強気相場への見方
ファンダメンタルズが改善する一方で、アナリストの間ではビットコインの次の強気相場に対する見方が変化している。過去のデータでは、4年ごとの半減期サイクルが生み出す価格上昇率が次第に低下していることが指摘されている。
市場の成熟、機関投資家の保有比率の上昇、ETF(上場投資信託)の普及、デリバティブ市場の深化などを背景に、ビットコインはより流動性の高い資産クラスへと変化している。そのため、将来的なリターンは過去のような爆発的なものではなく、より持続可能で安定したものになる可能性が高いと専門家は分析している。