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ビットコイン、6万3000ドル台で軟調推移 7月は月間7.5%高を記録

ビットコインは8月1日に一時約1.3%下落し、6万3000ドル台前半で取引された。金利上昇への懸念やAI関連株の軟調な動きといった逆風にもかかわらず、7月は月間ベースで約7.5%の上昇を記録した。
8月はボラティリティ警戒
Investing.comが報じたところによると、市場関係者は8月の相場について、ボラティリティの高いレンジ相場が続くと予想している。投資家は、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの可能性や、今後発表される米国の雇用統計、現物ビットコイン上場投資信託(ETF)への資金フローといった要因を慎重に見極める展開となりそうだ。日本時間8月1日午後には、ビットコインは6万3104.1ドル前後で推移していた。
Bitfinexのアナリストは、6月下旬の急落でデリバティブポジションが整理された結果、ビットコイン市場は株式市場に比べてレバレッジが低い状態で直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)を迎えたと指摘。これにより、広範なリスク回避の動きが強まった際の強制的な売り圧力は限定的だったとしている。
ハードウェアウォレットの脆弱性が新たな懸念材料
市場の新たな下押し圧力として、大手ハードウェアウォレット「Coldcard」で発覚した脆弱性が浮上している。Galaxy Researchの報告によれば、7月30日に41分間で1,196のウォレットから合計1,082.65 BTC(約7000万ドル相当)が不正に送金された。
Ad攻撃者はファームウェアの欠陥を突き、予測可能なウォレットのシードフレーズを生成することで、オフラインで秘密鍵を再現したとみられている。盗難されたビットコインは4つのアドレスに留まっているが、専門家はさらなる盗難の可能性や、これらのビットコインが売却された場合の価格への影響を警告しており、自己管理型ウォレットの安全性に対する懸念が再燃している。
機関投資家の動向と今後の見通し
今後の価格動向を左右する鍵となるのが、機関投資家の需要だ。アナリストは、現物ビットコインETFへの持続的な資金流入が相場を支える可能性があると見ているが、今のところその兆候は現れていない。ドル高、実質金利の上昇、ETF需要の低迷が重なれば、ビットコインにとってより厳しい環境となる可能性がある。
一方で、ステーブルコインUSDTの発行元であるテザー社は、第2四半期にビットコイン準備金を1,796 BTC増やし、総保有量を98,933 BTCとしたことを報告した。同社は同四半期に15億ドルの営業利益を計上しており、大手プレーヤーによる買い集めの動きも確認されている。