Story
ビットコイン、6万2000ドル台を回復 米雇用統計の軟化で週間での上昇視野に

Summary
米国の軟調な雇用統計と現物ETFへの資金純流入の再開を受け、ビットコインが6万2000ドルを上回り、週間ベースでプラスに転じる見通し。市場ではFRBの利上げ懸念が後退している。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3日、6万2000ドルを上回り、週間ベースでの上昇が見込まれている。米国の雇用統計が市場予想を下回る軟調な結果となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による短期的な利上げへの懸念が和らいだことが背景にある。
Investing.comによると、ビットコインは一時1.9%高の6万2010.0ドルまで上昇。今週付けた5万8000ドルを下回る安値からの反発を広げ、週間では約3%の上昇となる見通しだ。
米雇用統計とETFへの資金流入が追い風
市場心理が改善した主な要因は、最新の米雇用市場データが労働市場の過熱感の緩和を示唆したことだ。これにより、FRBが近い将来の利上げを見送るとの観測が強まった。一般的に、借入コストの低下は流動性を改善させ、暗号資産のようなリスク資産にとって追い風となる。
また、数週間にわたり売り圧力を強めていたビットコイン現物上場投資信託(ETF)への需要回復も価格を支えた。データ分析サイトSoSoValueによると、米国のビットコイン現物ETFは7月2日、2億2170万ドルの純流入を記録。これにより、10営業日連続の純流出に終止符が打たれた。
背景と今後の見通し
Adビットコインは2026年上半期、機関投資家からの需要減退を背景に30%以上下落し、過去数年で最悪の半期パフォーマンスとなっていた。今回の回復は、この下落基調からの反転の兆しと見られている。
しかし、中期的な見通しには不透明感も残る。IGのアナリストは最近のメモで、「今後数カ月の経済データがFRBのタカ派的な姿勢を行動に移させるほど強いものになるかどうかが最大の焦点だ」と指摘しており、今後の経済指標が相場の鍵を握ることになる。
アルトコインも全面高
ビットコインの価格回復を受け、他の主要な暗号資産(アルトコイン)も金曜日にかけて幅広く上昇した。
- イーサリアム(ETH): 4.3%高の1,734.55ドル
- XRP: 1.2%高の1.1059ドル
- カルダノ(ADA): 5.1%高
- ソラナ(SOL): 0.1%高
- ドージコイン(DOGE): 2.1%高