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バイオジェン株が上昇、アナリストの目標株価引き上げと新薬開発への期待で

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Jul 10, 20261 min read
バイオジェン株が上昇、アナリストの目標株価引き上げと新薬開発への期待で

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米バイオテクノロジー大手バイオジェンの株価が上昇。複数の証券会社による目標株価の引き上げや、アルツハイマー病治療薬候補に関する重要なデータ発表への期待が背景にある。

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米バイオテクノロジー大手バイオジェン(BIIB)の株価が上昇している。複数のアナリストによる目標株価の相次ぐ引き上げと、間近に迫った2つの重要なパイプライン(開発中の新薬候補)の進展に対する投資家の期待が強まったことが背景にある。

相次ぐ目標株価の引き上げ

ジェフリーズ、RBCキャピタル、BofAセキュリティーズなどの証券会社が、バイオジェンの目標株価を軒並み引き上げたことが、投資家心理を好転させた。各社は同社株に対する買い推奨に相当する投資判断を維持している。

  • ジェフリーズ: 目標株価を210ドルから255ドルに引き上げ
  • RBCキャピタル: 227ドルから242ドルに引き上げ
  • BofAセキュリティーズ: 203ドルから217ドルに引き上げ

こうしたアナリストによる再評価の動きが、市場の注目を改めて集めるきっかけとなった。

パイプラインへの期待が株価を後押し

アナリストの強気な見方の背景には、同社の将来性を左右する可能性のある2つの重要なイベントがある。

アルツハイマー病治療薬候補「ディラネルセン」

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バイオジェンは、7月中旬にロンドンで開催されるアルツハイマー病協会国際会議(AAIC 2026)で、アルツハイマー病治療薬候補「ディラネルセン」の第2相臨床試験の詳細なデータを発表する予定だ。この結果は、同社の長期的な成長シナリオを大きく左右する可能性があり、投資家の関心が非常に高まっている。

「レケンビ」の皮下投与製剤

また、米食品医薬品局(FDA)は8月までに、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」の週1回投与の皮下注射製剤について、初期投与での使用を承認するかどうかの判断を下す見込みだ。これが承認されれば、患者は治療開始時から在宅での自己投与が可能となり、既に承認されている維持療法での皮下投与からさらに利便性が向上し、商業的な拡大に大きく貢献すると期待されている。

市場環境と短期的な懸念材料

HSBCのアナリストは、大手製薬会社が特許切れによる成長懸念を補うためM&Aを活発化させており、バイオ・医薬品業界のM&Aが記録的な年に向かっていると指摘。バイオジェンによるアペリス買収も注目すべき案件として挙げている。また、ナスダック総合指数が1.3%上昇するなど、株式市場全体が堅調なこともバイオテクノロジーセクターへのリスク選好を支えている。

一方で、バイオジェンは短期的な収益への圧迫要因も示唆している。同社は第2四半期に約1億6400万ドル、第3四半期には最大3億2000万ドルの研究開発費やマイルストーン支払いを計上する見込みだ。この一時的な費用増により、アナリストは第2四半期の一株当たり利益(EPS)が前年同期比で約40%減少すると予測している。短期的な収益への懸念はあるものの、市場はそれを上回るパイプラインへの期待感とアナリストの強気な見方を評価している形だ。

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